整理整頓〜スケジューラー活用術〜

2018年1月19日スキル

整理整頓のスキルとは、ただ机や本棚を整理することに留まらない。

決済案件や毎日膨大に流れ込んでくる情報を素早く捌く事も整理整頓に繋がる。

例えば、一定の地位についている人は、日々決済案件が部下から回覧されてくることだろう。Web上にせよ、書面にせよ、放っておけばどんどんたまっていく。これによって、気にしなければならない仕掛案件が無限に増えていく事になる。

これを防ぐためには、素早く決裁するというのが回答だが、なかなか素早い決断というのは容易ではない。では、素早い決断をするためにはどんな行動が必要であろうか。

先ず、繰り返しになるが、寿司職人はカウンターに30種類のネタを置いた状態で、レジ対応やお茶出し等、マルチタスクをすることはできない。これと同じように、ビジネスマンも1つのことに集中するほどに、業務効率が上がる。即ち、重要度の低い決裁案件は後回しにせず、直ちに決裁する事が肝要である。

また、重要度の低い案件がくるたびに意識をそちらに向けていては、意識の切替によるロスタイムが大きい為、2-3時間おきに纏めて一気に素早く処理する事が重要である。

日々膨大に流れ込む情報の処理については、まず①アクションが必須なもの、②アクションした(考えた)ほうがいいもの、③情報として把握しておくもの、の3種類に頭の中で即座に分類する。そのうえで、①については、別途整理術の記事で記載の通り、スケジュールを定めて会議招集を打ち込む。

②が最もビジネスマンとしての付加価値が高い、重要な件の為、流すことなく考える時間と手を動かす時間を確保すべく専念する。ベストはいったん考えた上で、自分なりにアクションプランに落とし込む時間をスケジューラー上で設定することだろう。

そして、③については日々のビジネス活動を通じたセンスでえり分ける必要がある。人間は関心のない次項については、情報に触れても関心を持つことができない。故に、感度の高い人と常に触れながら、自分のビジネスにおいて重要な情報の選別を図り、その重要な情報を集中的に集める事が欠かせないのである。

以上


この記事を書いた人
りーぶら
りーぶら30代、都内在住、男性。

大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」

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