10月11日(木)ブラックマンデー戦記
昨晩、NYダウが831ドル(3.15%)下落し、本日の日経平均は一時1000円を超す値下げを見せた。そして、終値は915円(3.89%)で引けた。本日までに含み益が150万円位出ていたが、本日の暴落によって含み益が略飛んだ。
今年の2月3日、同じような状況に直面した際、意地を張って持ち続けた事、下がり局面に買い向かったことによって含み益を全て飛ばした上、巨額の損失を発生させた反省を踏まえて、含み益が出ている状態ですべての日本株を売却した。
2月の暴落は繰り返されるのか
今回の暴落は今年の2月の暴落のデジャブのようにも見える。2月の暴落は、2月2日(金)にNYダウが667ドル下落したことによって始まった。2月2日頃から下げ始めていたが、2月5日(月)は日経平均が1000円近く下落。そこから1週間ガンガン下げていった。
当時、株価が暴落していく中で買い向かった愚かな自分の行動や考え方をつづっており、改めて読み返してみたが、落ちるナイフを全力でつかみに行っていた無知さや無謀さにあきれるばかりである。
僅か半年前の事だが、当時も企業の業績は好調、世界経済も堅調、という地合いだった。にもかかわらず株価が暴落したのは、長期債券利回りが2.8%と3%近くにまで急騰していたことが原因だったと言われている。
株式市場よりもはるかに巨大な債券市場が暴落すると、世界経済に致命的なダメージを与える。故に債券利回りは非常に重要なのだが、利回りが3%を超えてもなお、世界の株価は継続的に伸び続けてきた。特に米国株はゴルディックロス(適温市場)相場が長く続き信じがたいほど長期に株価が伸び続けてきた。
金利が3%を超えても米国株価は伸び続けてきたが、2月に続けて2回目の暴落が今始まろうとしている。
今回とった対策
前回は愚かにも暴落を買い向かってしまったが、今回は日経ダブルインバースという商品を買い、日経平均が下がると利益が出る状況を創った。現在、米国株に600万円程投資している為、そこで損が出る分のヘッジにはなるだろう。今日夜のNYダウの様子を見ながらどちらを売るか選択していきたい。
引続き厳しい局面を迎えることになったが、損を発生させぬよううまくコントロールしていきたい。
大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」
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