シェムリアップからボートに乗ってプノンペンへ

もう少し遺跡を見たかったが、日にちが足りないため、名残惜しいながらも、カンボジアの首都プノンペンを目指すことにした。プノンペンへは湖と川でつながっているため、ボートに乗ってプノンペンへ行く。

トンレサップ湖~プノンペンへの船旅~

9月16日、午前七時出発。船外の美しい風景を見ながら、のんびりと寝転がり、たまたま同乗した早稲田の人と話していた。

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少し眠ったりしているうちに、五時間ほどで到着。タクシーでプノンペンホテルへ。1泊5000円だが、部屋は非常に豪華。リュックを背負った人間が入るようなホテルではなかったため、多少気まずい。荷物を置き、散策。

途中、トゥクトゥクのオヤジを発見。22ドルで二日間貸し切りで交渉成立。

帰りの飛行機をアレンジして、川沿いのレストランで、相変わらず美味な、カンボジア料理を食す。

食品が全て無農薬だし、肉は新鮮なので、こんなに美味なのだろう。飯が上手いと、その国が好きになるのが、旅行の第一定理。食事後、ポルポト時代の処刑場、キリングフィールドに向かう。

途中陸軍の運営する射撃場があったので立ち寄る。入場すると客は誰も居らず、暇そうな軍人が三人。一人が話しかけてきた。

「ハローユージャパニ?コンニチハ」YESというと、メニューが出てきた。AK-47、30発30ドル。ピストル5発13ドル。。。下のほうを見ていくと、気になるものがあった。。。Granade一発50ドル。。。おぉすばらしい。。。手榴弾か!と感動していると、一番下の欄に、Rocket Launcher一発200ドル。。。ロケットランチャー??まさかと思って詳細を聞いてみると、山で一発ぶっ放そうぜ、という返事。。。

かなり撃ちたかったが、高い!相手は、AK-47はすごーいねーと日本語でアピッてきたのでAKで決まり。そして射撃開始。正直びびった。火薬のにおいと、発射時の爆発が予想外だった。銃身も熱くなってきたところで30発を撃ちつくし終了。かなり楽しかった。

銃の写真を撮るために携帯を出すと、3人が口々に、これはすごい!いくらで買った?と聞いてくる(iphoneが世界中で使われている今では信じられない話だが、当時は日本の携帯電話が世界最先端であり、他国では憧れの存在だった)。ポイントを使って5000円だったというと、5000円で売ってくれと騒ぎ始めた。なんと、カンボジアでは、6万円もする貴重品らしい。だが、データ満載の携帯を売るわけにはいかない。適当な理由で何とか無理ということを伝えて、キリングフィールドへと向かった。

キリングフィールドにて

キリングフィールドの入り口で、チケット販売を行っている軍隊のオヤジが、入場料は3ドルだと言う。ガイドブックに2ドルと書いてあるので、2ドルと言うと、今日はもうすぐ閉まるから、3ドルだと言う。まったくもって意味不明なので、怒ると、2ドルで落ちついた。こういうところでも、いちいち交渉しないといけないのがめんどくさい。

中に入ると、塔があり、大量の人骨(頭骨)が塔の中を埋め尽くしていた。所々に、人間を埋めた大きな穴があり、未だに路上には殺された人たちの服と骨が転がっていた。小さい子に案内してもらいながら一周し、町へと戻る。

(ポルポト時代、人を殺し過ぎてナイフが不足した際、この植物がナタ代わりに使用されたと少年が説明してくれた)

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夜にはバーに行き、バーテンのねーちゃん二人としばし歓談。楽しいひと時の後、トゥクトゥクの親父の紹介でマッサージへ。

ボンボン(○○○)ありのマッサージと言っていたが、品行方正、聖人として俺は断り、普通のマッサージをお願いした。到着すると5ドルでマッサージ開始。力強そうなおばさんが、マッサージをすることになった。1時間マッサージだったが、後半三十分は、なかなか気持ちがいいのと、一日の疲れで俺は眠りに落ちた。

怪しい感覚で目覚めた。なんとおばさんが、握り締めている。いわゆる「疲れ○ラ」で、寝てる間に、不覚にもREADY状態になっていた模様だ。握り締め、スペシャルマッサージしようと言っているおばさんの手を払いのけ、店をでる。

カジノにて

そして、いざカジノへ。どこの国に行ってもカジノは熱気に満ちている。そしてどこのカジノに行っても中国人で溢れ、信じられない賭け方をする。一回の勝負で30万近くを張る親父や、勝つたびに叫ぶオヤジ。どれもみな、中国人だった。自分なりの必勝法を知る私はすぐさまルーレットに向かう。ルーレットのルールは、3×12マスのボードに1~36まで数字が・・・めんどうなので説明は他のサイトで見てね。

必勝法を簡単に説明すると、一番賭けられていない、張りの薄い所に賭けること。そしてディーラーの目を良く見ることだ。パチンコ、スロットとは違い、ルーレットは人間同士の腹の読みあいであり、心理戦であるため、頭を使いながら非常に楽しめる。最初、カンボジアのシステムがわからず、ディーラーにメダルと金を直接替えてもらおうとして、ゲームのテンポを乱してしまい、中国人に思い切りにらみつけられた。気を取り直して、賭け始めた。

当初ディーラーの嗜好と癖が読めず、元金一万を三分の一に減らしてしまった。しかしそこで、ある癖を発見した。ディーラーはボールをスローインする直前に投げる場所をほんの一瞬見る。そして、ボールが回っている間も、賭けれるのだが、ディーラーが目標としている数字の近く(例えば13)の近くに賭けようとすると、賭け終了の合図であるベルを、すぐに鳴らして、賭けを止めさせようとする。時に単なる勘違いの時もあるが、俺は自分の目を信じ、ディーラーの癖に違いないと信じて、賭ける事にした。

ディーラーが投げた直後の目の動き。間違いない。11付近を狙っている。俺はすばやく11の上あたりに、チップを持った手をかざした。ディーラーはすぐにベルを鳴らす。とりあえず11に置いた。結果は14。はずれはしたが、至近弾を放ったことは、自分の目の正しさを証明するには十分だった。次も同じ戦略で行った。数字をピンポイントで当てて36倍を狙うのではなく、4種類の数字に賭けて9倍を狙うことにした。

そして、みごとに当たった。それからは、2~3回に一回の割合で、勝っていった。次第に当たっている俺のところにかぶせて賭ける不届きオヤジが現れた。俺の戦法は、コバンザメ的戦法であり、コバンザメの俺に、くっつく奴が現れると、二人ともドボンしかねない。トゥクトゥクのオヤジと入り口で待ち合わせもしてたので、潮時を感じて、帰ることにした。

勝負は引き際が大事。本当の名将は、負けて引き上げるのではなく、勝っている時に引き上げるもの。結果はたいしたことないが、一万円のプラス。まぁ楽しめたから良かった。帰りに、500円ほど、待ってくれたお礼にトゥクトゥクのオヤジにやると大喜び。親指を突き立てて、明日の朝も待ってるぜ!と言ってきた。

(世話になったトゥクトゥクのおやじ)

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上機嫌で部屋に戻る。高級ホテルのベッドは寝心地が良い。思い通りの勝利の喜びを胸に、深いまどろみの中に沈んでいった。


この記事を書いた人
りーぶら
りーぶら30代、都内在住、男性。

大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」

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