選挙カーはなぜあんなにうるさいのか

2018年1月20日日本の論点

選挙の季節になると、選挙カーが走り回り、何故か白い手袋をつけた議員候補が、ひたすらお願いしますを連呼する光景が見られる。

その議員候補がどんな考えを持っているかよくわからないが、ひたすらお願いしてくるのは本当に奇妙な光景である。しかも、拡声器で名前を連呼する。

そりゃうるさいと感じても仕方ないだろう。

おそらく、一般市民は政治家が何をしているか知らないし、興味を持たなくても、投票しなくても、幸せな生活を送ることができる。ある意味、この状態は凄いのだが、民主主義が機能していない、と言わざるを得ない。そんな中で、選挙年齢を18歳に引き下げるというのは全くもって意味がない。

必要なことは、政治側は一般市民に、より政治を知ってもらう努力をして、自分の一票がどのように政治に繋がっていくのかを体感させることだろう。例えば、自分の一票によって、生活がちょっぴりよくなるとすれば、投票する気も出る。

今の一般市民は、どうせ投票しても、自分の利益にならない、ということで投票に行かない。つまり、合理的に投票しない、という判断をしている。これは合理的無知の状態と言えるだろう。一方、一般市民の側がやるべきことは、政治に関心を持つことだろう。自ら政治を学ぶために必要なことを考えて、海外にも足を運んで歴史を体感するべきだろう。

はっきり言って、歴代首相が誰だとか、鎌倉時代にどんな人がいたとか、暗記する教育に全く意味はない。

本当に全く意味がない。

世界史でトゥグリルベク、という人物の名前を覚えたが、その人が何をした人か、全く思い出すこともできない。暗記型の勉強とはそんな程度であって時間の無駄である。

それより、選挙とはどんなものか、なぜ政治に興味を持つ必要があるのか、衆愚政治とは何か、どんな原因を以って戦争が始まるのか、そういうことを学ぶことこそ、有権者教育に欠かせない。

政治家が発信し、一般市民が政治に興味を持つ、それが理想だが、理想論ばかり唱えていても物事は進まない。

私が提唱したいのは、自民党などの政党が池上彰の番組をバックアップして、一層政治に興味を持ってもらうようにすることである。

また、すでにやってはいるが、ツイッターやフェイスブックなどもフル活用して、発信していくべきだろう。

以上


この記事を書いた人
りーぶら
りーぶら30代、都内在住、男性。

大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」

■関連記事

キングスマンと書いてあるので、楽しい映画の批評かと思いきや、重苦しいテーマで語る事をお許しいただきたい。映画、キングスマンを見たとき、クライマックスでカントリーロードが流れた。カントリーロードを聞きな...   続きを読む »

これは、第二次世界大戦下の日本を描いた、スタジオジブリの映画、「火垂るの墓」のワンシーンである。 火垂るの墓は、海軍士官の父親を戦場で亡くし、空襲で母親を亡くした、兄と妹が、必死に生きていく姿を描き出...   続きを読む »

以下は私が10年ほど前に書いた文章である。 久しぶりにテレビ番組に心を動かされたため書き残す。 とある日、NHKで非常に驚くべき番組をやっていた。その時歴史は動いたで、エタ、ヒニン、そして全国水平社の...   続きを読む »

麻原彰晃含む、オウム真理教のメンバー7人が死刑となった。 世界約190か国中、先進国と言われる国の多くを含む約140カ国が死刑を廃止している中で、日本は世界に逆行した動きをしている、といった論調の報道...   続きを読む »

先日、山手線に乗っていたところ、ドアの上の画面にバイトルのCMが流れていた。見る気もないのだが、視界に入ってくる動画を眺めていた。 CMは学園祭のお遊戯のような雰囲気で6人の女の子たちが踊り、最後に決...   続きを読む »

ページトップへ