ファイナルファンタジー7がどれほど魅力的なゲームか現代の人が知らない件
小学生のころ、ゲームが死ぬほど好きで、ゲームやりながら死んでもいいと思っていた。今思えば何が楽しいのかさっぱりわからないが、祖父母の家に行ってはセガサターンのサンダープロレスリング列伝、やソニックなどを明け方までぶっ通しでやっていた。真面目に一生ゲームやりながら生きていきたいと思っていた。彼女も金も要らないのでゲームだけが欲しかった。
少し大きくなるとパワフルプロ野球などが出てきて、それはそれは楽しい世界になった。しかもニンテンドー64などが出てきて、映像が3D化した時の興奮は今でも覚えている。
そんな時代、携帯型のゲームの勃興期でもあり、ゲームボーイ初代~アドバンスに進化する過程で、ポケモン、星のカービィなどが爆発的に流行った。
また、家庭用ゲーム機が普及し始めてゲーム百花繚乱の世界に突入する時代、ファミコン・スーパーファミコンが投入されてマリオカート、マリオワールド、頑張れゴエモン、桃太郎電鉄、天地を喰らう2赤壁の戦い、クロノトリガーなど今思い出しても名作としか言いようがないシリーズが続々と生まれた。
プレイステーションとニンテンドー64
ファミコンから始まり輝きを放つ家庭用ゲームの世界。そんな世界にすい星のごとく、ニンテンドー64が登場し3Dの世界を表現した。更に、プレイステーションが発売され、CDを入れてゲームするというスタイルが実に斬新で衝撃を受けたものだった。
それまでゲームと言えばカセットをふぅふぅやって、そーっと刺したりグッと押し込んだりして、良い感じに刺さって無事に起動する、というのが当たり前だった。にもかかわらず、うぃーんと回るだけで、映画のように素敵な世界が表現されるプレイステーションは実に衝撃だった。
プレイステーションは続々と名作を生み出す。バイオハザード1、2(PS)、エースコンバット(PS)、ダンスダンスレボリューション。シミュレーション系も充実しており、ザコンビニ、A列車で行こう4~7、信長の野望将星録、烈風伝、覇王伝、シビライゼーション1~3など素晴らしいソフトが続々と生まれた。
また、クラッシュバンディクー、Qボート(チョロQの海版)、コンバットチョロQなど、正に綺羅星のごとく名作が輝いていた。
一方、ニンテンドー64は3Dが売りのわりに中身がそこまででもないとの評価だったが、007ゴールデンアイ64、スーパーマリオ64、ドンキーコング64、ゼルダの伝説など、ニンテンドーらしいキャラクターを活用した温かみのあるゲームが生まれ、底力を見せつけていった。
家庭用ゲーム機が生んだおうち遊びと子供同士の格差
特に、007ゴールデンアイなど、4人で対戦する系のゲームは実に作りこまれていて、皆で共有する時間の楽しさがあった。それはこれまで野球やサッカーなどしかなかった世界で、家庭でゲームを皆で楽しむという新しいライフスタイルを生んだと言えるものだった。
当時、私はゲームを持っていなかった。お金持ちの家の子は大体ゲームをもっており、最新のゲームを常備していたものだった。別に家が貧困だったわけではないが、何故かゲームに対しては滅茶苦茶厳しく、ゲームを一切買ってもらえなかった。
だからこそゲームへの執着心が強くなったのかもしれないが、兎に角人の家に行ってはゲームをやっていた。お金持ちの子の家においてあるゲームが羨ましくてたまらなかった。桃太郎電鉄をやる時には、ゲームを持っている子供が家でプレイしまくっているので、時々混ぜてもらっても極貧状態からスタートせざるを得ず、実に惨めな思いをしたものだった。
そんな中で、平の正カードという切り札があり、それを使うと全員の資産が一緒になる?的な効果を持つカードがあったが、「お前それ使うならもううちでゲームさせん!」的なやり口によって、人に強い効力を与えるカードが全く使えず、ゲームの中で永遠に貧乏的な扱いを受けていたものだった。
そんな屈辱的な環境にあったものの、それでもゲームをやりたいゆえに、いつも頭を下げてゲームさせてもらっていたものだった。
だいたい、ゲームを持っている家庭の子はゲームをやっている時間が長い傾向がある為、マリオカートとかも滅茶苦茶強く、スタートダッシュやドリフトなどの技を身につけている為、時々参加する私には勝ちようもなかった。それでも、ゲームが楽しくて楽しくてたまらなかった。
と・・・ゲームの話になるとついつい熱く語ってしまうので、長くなったがプレイステーションとファイナルファンタジー7の話は次回。

大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」
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