10月17日(水)ブラックマンデー戦記~(4216旭有機材で乾坤一擲の勝負)~

2018年10月17日資産運用

10月10、11日にNYダウが1000ドル以上暴落して1週間がたった。

今年の2月は、上がりっぱなしだった株価が1月26日に下落を開始し、2000ドル以上の大暴落を演じた。その際はVIX(恐怖指数)が一気に40を超えてくるほどで、それがしばらく下がる事はないまま恐怖が市場を覆いつくし、米国から世界中に恐怖が連鎖していった。

一方、今回はVIXが一気に20を超えたが、その後すぐに鎮静化している。また、2月の暴落以降、上げたり下げたりを繰り返しながら下値を切り上げつつ上昇してきており、右肩上がりで一気に暴落した2月の下げとは全く違う暴落である。

今回とった対応

今回、暴落となった初日に全ての株を売り払って、下落に合わせて利益がでるダブルインバースを購入したが、その後暴落は続かなかった為、全く利益は出なかった。損失も略なしで現在に至る、といった具合である。

このような環境を見るに、NYダウはまだまだ堅調に推移すると予想し買いに打って出ることにした。

2月、大暴落している際に買い向かった挙句、ショボい決算によって大暴落したクリヤマホールディングスのケースは以前、ブログに記事を書いた通りである。

関連リンク:2月15日(木) ブラックマンデー戦記

前回は、大暴落しており市場が恐怖におののいている環境だったにもかかわらず買い向かった事で失敗した。

今回は、VIXが低下しており、NYダウもすぐに戻し基調に入った上、債券市場における金利も一旦は上昇を止めて落ち着いている状況にある。3%が分水嶺かと思っていたが、3%を超えてもまだ上げ基調にあるのだから、あと少し、年内は米国株は堅調に推移するだろうと予測する。

となれば、自民党が安定した政権運営をしており、株価、雇用等あらゆる指標が堅調な日本市場が悪くなるはずもない。

更には、10月は米国、日本共に決算ラッシュが控えており、両国共に好景気に支えられた企業が好調な決算を発表する環境にある。

つまり、ここは買い、と判断すべき環境にあると確信した。

そして買い進む旭有機材

こうして、一旦解消したポジションを整理した上で買い進むことにした。狙うは4216旭有機材。この会社が如何に優良企業であるかは昨年の記事でも述べている。

関連リンク:億り人への道標〜旭有機材株式会社〜

プラスチックバルブ、というニッチな市場で世界シェア15%、特にアジアでは独占的なシェアを占めている。更に世界市場に打って出るべくドバイやアメリカの開拓を進めており、特異な技術を持った会社として引き続き大いに成長が期待できる。

更に、株主還元を進めようという姿勢も強く、個人投資家への説明会などにも積極的に乗り出している。

丁度一年前ににこの会社を紹介した際は1800円くらいで、それが年末に2000円、一時ピークで3000円近くをつけたが現在では2500円となっている。

この会社はまだまだ伸びる。間違いない。そう思ってフルスイングする事を決め、昨日より一気に買い進めとりあえず現物の1800万円を投下した(以下は1300万円を投下した一部口座の内容)。

今後の対応

信用枠で後700万円ある。10月31日の決算まで徹底的に買い進めることとし、下がれば沢山買い、上がれば少し買いながら枠を使い切る予定。不動産投資を開始しており、手金が求められている昨今、株式投資に回している資金も拠出せざるを得ない場面も出てくる。

恐らく、10月末が長い株式投資の歴史にいったん区切りをつける総決算のタイミングとなる。

最後の戦いに勝ち抜いて有終の美を飾るべく、この2週間を戦っていく。

以上


この記事を書いた人
りーぶら
りーぶら30代、都内在住、男性。

大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」

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