2月16日(金) ブラックマンデー戦記
2018年2月16日(金)
8時、Yahooファイナンスが毎朝のレポートを発信してきた。NYダウが5連騰した事もあり、日経平均は堅調に推移するものの、円高を警戒する動きが出るだろうとのコメント。
9時、この時点でドル円レートは106.1円に突入。クリヤマホールディングスの株価は、所謂寄り付き天井3%プラスをつけたあと、9時30分に向けて再びズルズルと下がり1.5%プラスまで落ちた。
もうこれ以上みているのが辛すぎて、画面に緑色で表示されるマイナス300万円の文字が酷過ぎて、朝から幾度もアプリを消そうかと思ったほどだった。
累計損益の項目を見ると、ここ1年の累計利益が+60万円まで圧縮されている。かつて数百万円のプラスだったのが、わずか2週間でここまで圧縮されるとは、正にブラックマンデーのただなかに生きているとしか思えない。
15時、この日の日経平均は1.19%のプラスとなり、クリヤマホールディングスの株価も8.83%プラスで引けた。前日15%近く下落しているので、半分ほどしか戻しておらず、いまだ300万円近いマイナスが出ている。
吐き気が止まらず、やる気も出ない。
一週間を振り返ると、地合いが安定しない中で、決算発表前の株にかけて、大損をこいたという結果に終わった。業績が堅調で、株価も割安と思われるが、市場のコンセンサスを上回らなかったこと、円高が急伸していること、二部上場期待が裏切られたこと、などが株価暴落の要因であったと分析する。
もはやこれほどの損を抱えると考えたくもないが、業績の堅調さを考えれば引続きホールドで問題ないのではと考える。というか、売ったら損失がRealiseしてしまう、というのも大きい。
本当は、現金をまだまだ持っていれば、買い下がっていきたいところだが、もはや1円もない。あとは信用しかないが、ここで信用にかけるのは怖すぎる。
米国で長期金利が2.9%を超えつつあり、債券価格が下落する中、債券発の株価暴落が起こる可能性も否定できない状況にある。つまり、株をホールドし続けること自体がリスク、と言える状況だが、いかんせん含み損が大きすぎる。
泣きながら株をホールドせざるを得ない状況に追い込まれてしまったが、週末に一度冷静になって今後の戦略を検討したい。
私は物欲が皆無に近い為、何かが欲しいから金が欲しい、と思う事はない。だから、何かを買いたくて株をやっているわけではない。むしろ、自らの考えや推測の正しさが株式投資を通じて証明出来る事が何よりの快感であって投資をしている。
故に、この度の投資が如何に拙い発想や、周辺事実に基づいてなされていたか、改めて反省する次第であり、次の戦いに活かしていく所存である。
以上
大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」
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