エルサレムとユダヤ教徒③

2018年1月20日世界史の窓

ローマ公認の宗教となり、一時的に分裂の時代を迎えたりするものの、脈々とヨーロッパの歴史に刻まれて行き、その精神を受け継いだ人々が超大国アメリカに渡ったことで世界一の宗教に登りつめましたのです。

ではなぜ、いまアメリカがエルサレムを首都と認める発表をするのか。

それは一言で言えば、トランプ大統領がまもなく行われる上院議員の補欠選挙でかつ為に、指示を得たいから、資金を集めたいから、となります。

では、指示する人達はだれかというと、これがまさにユダヤ人がそのメインターゲットです。

おそらく、皆さんは一体どれほどのユダヤ人がアメリカにいるのかと不思議に思うでしょう。現在、アメリカには約530万人のユダヤ人が暮らしています。

全人口が約3億人のため、人口比率で言えばごくわずかですが、社会にインパクトを与える富裕層が山ほどいます。

例えばスピルバーグ監督はユダヤ人です。映画が一段下の娯楽とみなされていた時代に、移住してきたユダヤ人は映画産業を育てました。

今や映画はアメリカの主義主張を伝える手段であり、利益の源泉であり、国策と切っても切り離せなくなっています。

例えば、映画でマックに入るシーン、一戸建てに住み、車で高速道路を走り回るシーンなど、かっこよく見えるシーン全てがアメリカの文化を輸出していることにつながり、文化を受け入れた国はアメリカの小麦やファーストフードチェーンなども受け入れていくことになります。

続く


この記事を書いた人
りーぶら
りーぶら30代、都内在住、男性。

大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」

■関連記事

毎年12月になると、街はイルミネーションに覆われ、恋人たちが街中に繰り出す。 ホテルは満室になり、フレンチレストランは予約が取れず、ケーキが飛ぶように売れる。 この騒ぎは一体なんだろうか。と誰しも思う...   続きを読む »

国立科学博物館で開催されている人体の不思議展を見れなかったものの、国立博物館で開催されているアラビアの道を見に行くことにした。 そしてわずか5分で博物館に到着。 チケットカウンターで聞いてみたところ、...   続きを読む »

歴史好きのF先生より寄稿頂いた文章を掲載します・・・ 今回、書いてみたいのはヒトラーとベジタリアンについてです。恐怖の独裁者と呼ばれ、ユダヤ人に対して歴史上、類をみない非道を行ったヒトラーが、実はベジ...   続きを読む »

2017年を通じてミサイルを打ちまくった北朝鮮。 打ち込まれる度にJアラートを鳴らしてみたり、抗議してみたりと、騒がしい1年だったが、実に弱腰な対応だと思う。 そもそも、他国が自国の排他的経済水域にミ...   続きを読む »

私は先述の通りユダヤ人の友人とイスラエルの国家を歌ったことがある。 イスラエルの友人は歌いながら、イスラエルの国家を歌える外国人に驚き、喜んでいた。 私は言った、イスラエルの歴史は国土のない民族が、約...   続きを読む »

ページトップへ