【おすすめ】国立博物館の東洋館に行ってみた【面白い】

国立科学博物館で開催されている人体の不思議展を見れなかったものの、国立博物館で開催されているアラビアの道を見に行くことにした。

そしてわずか5分で博物館に到着。

チケットカウンターで聞いてみたところ、国立博物館の常設展示のチケットを買うとアラビアの道の特別展示も見られるという。

これは素晴らしい・・・という事で会場に入ってみた。

 

会場は広大そのもの。建物は大きく分けると3か所あり、本館、東洋館、アラブの道の館、となっている。

今回はまず入って右手にある東洋館に行ってみた。

東洋館入り口のようす。

 

国立博物館全体の様子。

 

東洋館は5フロアに分かれている巨大な建物。

 

入り口にいた獅子。

 

仏教は遠いインドから中国を経て日本へと伝播してきたことが書かれている。

 

心躍るインドの仏像たち(2階から1階を望む)。

 

地図を見るだけで思いが遠い過去に広がっていく。。。

 

実に素敵なインドの仏像。

柔らかなほほえみはギリシャのアルカイックスマイルに通ずるものがある。

どばあっと躍動感がありつつも、不思議な顔をした彫り物。

おどけた表情の置物。

2階はイスラム。真ん中にいるのは麻原正晃では・・

これ完全に麻原彰晃。。。しかしイスラムのデザインは何とも言えぬ面白さというか、独特の色合いが実に味わい深い。

この緑釉のツボが放つ不思議な色合い。イスラムの技術が怪しく光る。

 

こんな装飾具を2000年も前に着けていたかと思うと、人間というのは変わらぬものと改めて思う。

くちばしの長いとり。

イスラム圏で作られた古代の男の偶像。宮崎駿のアニメを見ると、このような偶像とそっくりのキャラクターが出てくる。古代メソポタミアやイスラム圏の、何かをデフォルメするデザインセンスは現代以上に面白い。

 

馬に乗る二人の人。不思議な魅力が溢れている。

鳥の身体におっさんの頭を持つ生き物のレリーフ。有頭人像はチグリスユーフラテスエリアの得意技。

この目力。エジプト絵画のように横向きな様子もそそる。

 

うーむ、実によい。

 

鼎(かなえ)の軽重を問う、という言葉はその人の人としての大きさ、器を問うという意味だが、鼎とはこれの事。この物を見ると、鼎という感じが表意文字であることがよくわかる。

 

 

唐三彩風の陶器のラクダ。

ふう・・・実によい。。。

大きな施設の1か所目だけでこんなに素晴らしいなんて、どうしよう。

 

1階で一日が終わるぐらいに心に刺さりこむ内容だったが、2階も3階も良い。。。。

 

つづく

 


この記事を書いた人
りーぶら
りーぶら30代、都内在住、男性。

大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」

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