ひと時融資にチャレンジした商売人公務員がなぜ処罰されるのか

2019年6月12日日本の論点

https://dot.asahi.com/wa/2019061100002.html

実に面白い記事があった。ひと時融資なる融資を考え付いて貸し出ししていた公務員が罰せられた。一言でいえば、金に困っている女性が金を借りる代わりにセックスをするというもの。

これは間違いなく需要があるわけであって、倫理的には許されないかもしれないが、需要をしっかりととらえた商売ともいえる。しかもそれを公務員が考えて実行したというのはある意味賞賛してもいい。

なぜなら、今公務員に最も足りないのは、自分の手がねを使ってでも儲けてやろうとか、金をセーブしようという気概だからである。予算を使い切ることが仕事、住民のクレームを右から左に横流ししてたらいまわしして打ち消すのが仕事、と思っている公務員が多い中で、自分で商売を考えて実行したのは実に立派だと思う。

確かに、金を貸す代わりに身体を売ることが広がっていくと、基本的人権に抵触するといった話もあるだろう。しかし、サラリーマンがやっている事なんて大して違わない。

上司がゴルフに行こうといえば、休日を返上してゴルフに行き、意味のない残業だとしても、我慢してやる。不本意な人事があったとしてもそれに唯々諾々と従う。それはあたかも、くそを舐めろと言われれば舐めるのと変わらず、現代の奴隷と言って何ら過言ではない。

それと比べた時、体を売って金を得るのと、時間と魂を売って金を得ることの何が違うのだろうか。

本質的には何も変わりはないし、むしろ時間と魂を売っているほうが許されざる基本的人権に抵触する行為ではと思ってしまう。そしてその行為を日本全国数千万人がやっているというのも驚きの世界である。

というわけで何が言いたいかというと、こういう新しいことにチャレンジする、面白い発想を持った人間を、馬鹿だカスだと攻め立てても何も起こらない。身体を売るのだって立派な商売。そんなことを思う次第である。


この記事を書いた人
りーぶら
りーぶら30代、都内在住、男性。

大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」

■関連記事

培養肉と聞くと何か気味の悪いもののように思うかもしれないが、その感覚は10年後には古い感覚になるに違いない。 世界には牛、鳥、豚、といった家畜が何十億と飼われており、毎日数千万単位で殺されている。 こ...   続きを読む »

学園シリーズ 森友学園、加計学園問題が騒がれ始めてから、いったいどれくらいたつだろうか。マスコミや野党は1つの学校を建てる迄のストーリーに火をつけて、線香花火のようにパチパチと火花を弾けさせながら煽り...   続きを読む »

都内で働く高給サラリーマンの中には東京カレンダーを日常的に見ているという人も多いだろう。ある人は、あまりに読みすぎて時間をむしりとられるので、アプリを削除したと言っていた。 参考例:シバユカ 最終回:...   続きを読む »

2017年を通じてミサイルを打ちまくった北朝鮮。 打ち込まれる度にJアラートを鳴らしてみたり、抗議してみたりと、騒がしい1年だったが、実に弱腰な対応だと思う。 そもそも、他国が自国の排他的経済水域にミ...   続きを読む »

最近、原爆投下から3日後の広島で、毎日新聞記者が撮影した少女の身元が73年を経て判明した・・・というニュースが流れた。当時10歳の藤井幸子(ゆきこ)さん(1977年に42歳で死去)という方だったそうだ...   続きを読む »

ページトップへ