【壮大な詐欺】スマートデイズを使って稼いだクズな人々【計画倒産?】

2018年5月1日資産運用, 日本の論点

かぼちゃの馬車問題

スマートデイズ社によるシェアハウスサブリース問題が連日紙面をにぎわしている。

色々な事が報道されているが、要はサラリーマン大家がカモにされたという話である。

割と高属性(年収800万円~1500万円位)なサラリーマンがスマートデイズ社に「9000万円位の物件を買ったら毎年700-800万円の不労所得が得られますよ。しかも家賃保証付きです!」なんて言われて買ってみたらゴミ物件だったという話。

しかも、物件の属性がもともと悪いうえに、スマートデイズ社は全然頑張って客付けしようとしないので損が嵩んで家賃保証も出来なくなって、破綻したというのが結末である。

儲けたのは誰か

表面的にこの問題を見ると、スマートデイズ社が嘘をついて、稼ぎまくっていたように見える。ちょっと深く見てみると、スマートデイズ社だけでなく、金を貸していたスルガ銀行もアコギに稼いだ会社の1社である。物件をまともに審査せず、サラリーマンのバックグラウンドや貯蓄額も見ずにバンバン貸していたのだから、銀行としては大問題だろう。

しかし、儲けた人たちはスマートデイズ社とスルガ銀行だけではない。

土地の販売者及び元締めや建設ディベロッパーが本当に儲けたと言っていい。というのも、サラリーマン大家が物件を買うと、土地仕入れ時に土地販売会社に金が落ち、その元締めに金が落ちる仕組みになっている。

また、建物を建てると当然建設会社は儲かり、スマートデイズ社がキックバックを受ける仕組みである。

この仕組みにおいて、土地販売会社及び元締めは販売した瞬間に利益を得られるので、ぼろ儲けする上、相手が求める価格で売っているだけなので何の咎めも受けない。建設会社も同様である。

結局、儲けたのは、大きく分ければ、①スマートデイズ社、②スルガ銀行、③建設会社、④土地販売会社及び元締め、の4者である。

損したのは誰か

一番損したのは当然サラリーマン大家である。一生頑張って社畜として働けば1億円未満なら返せるが、銀行の奴隷に等しい人生を歩むことになる。自分の頭で考えず、十分な知識なく、投資に手を出した代償が「一生銀行の奴隷」というのはあまりにも酷な話である。

次に、損したのはスマートデイズ社。

そして、次は融資体制を突かれて金融庁から厳しい指導を受けることになるスルガ銀行。

損してないのは誰か

では損していないのは誰か。

それは、③建設会社と④土地販売会社及び元締め、である。

彼らにしてみれば発注を受けて商品を売っているだけ、悪いのはスマートデイズ社、と言い逃れできる。

この事件の本質

以上、得した人、損した人、損してない人、について書いてきた。

この事件の本質は「スマートデイズ社という箱を使って関係者が無知なサラリーマン大家をレイプした」という点に尽きる。

本当に悪いやつらは、人生を棒に振って銀行の奴隷となったサラリーマン大家の苦しみを眺めながら酒を飲んでいる事だろう。

そして、こう言っているはずだ「楽してノーリスクで稼げる物件なら売るわけないだろwww」と。

おまけ

スマートデイズ社やコインチェックの経営陣の会見を見るたびに、彼らは悪い事をしてしまった、とか、本気で謝りたい、なんて思っていないのだと思う。

彼らにとってみれば、誰かがなけなしの金を失ったり、借金まみれになってその子供が学校に行けなくなったり、あるいは自殺してしまったり・・・、そんなことは実はどうでも良いのだと思う。どうでも良いとは言わないにせよ、気にしてる、くらいのレベルだろう。

本気で悪い事をした、と思うならたとえ自分の命を失おうとも、金を返す事だろう。一族郎党命を懸けてでも償う事だろう。

その姿勢を見せずシレっと謝って終わらそうとしている人達が、人の金を扱っていた、豊かな生活をしていたかと思うと資本主義の腐った部分を見た気がして反吐が出る。ぜひともアニメ、カイジの名シーン「焼き土下座」を実践して欲しいものだ。

以上


この記事を書いた人
りーぶら
りーぶら30代、都内在住、男性。

大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」

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