日経電子のバーン〜懐かしさマーケティング

2018年1月20日世界史の窓, 日本の論点

これはインパクトのあるCMである。電車の広告を観ると、お、周瑜、お、陸遜、などと思ってしまう。

あー張飛いたなー、桃園の誓いじゃないか、なんて懐かしい気持ちになり、三国志60巻セットを買ってしまった。

こんな気持ちを抱いたのは、きっと私だけではなく、20ー50代のサラリーマンで、三国志を読んでいた人なら皆そうだったのではないか。

このCM戦略の何が見事かというと、日経新聞を読むであろう人達に訴えかけている点である。

日経新聞を読む層は、一定程度の教養があり、社会人として働いている人達である。

そんな人達は、幼い頃に一定の教育を施す家に生まれたことだろう。

そして、三国志を読んでいた可能性も高い。

それを見事に読み切ったCMなのである。

私は、自分の仮説が正しいか、複数名の非サラリーマンに話を聞いてみた。

特に、教養を育てづらい家庭に育った人や、いわゆるDQNと言われる人達と話した。

すると、あのCM何?わけわかんない。

日経新聞とかおじさんが読むやつでしょ?とかそんな感じだった。

このような層に、読んでもらう必要はなく、読んでもらったとしても続かない。

そもそも読むインセンティブもない。

だから、その人達に訴えかける必要はない。

訴えかける人に訴えている、という意味でこのCMは大成功だと言えるだろう。

サラリーマンとして生きていく上でも、このマーケティングは非常に参考になる。

有限な自分の時間や、お金を、必要なところに集中的に投資すると大きなリターンが得られる。

このCMはそんなことまで示唆しているのである。

以上


この記事を書いた人
りーぶら
りーぶら30代、都内在住、男性。

大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」

■関連記事

先日、とあるセミナーに出ていた時、画面に乃木坂か欅坂かAKBかわからぬが、なにやらそれっぽいアイドルグループが画面に出てきて、歌い踊り始めた。私はアイドルグループに微塵の関心もない為、無視して携帯をい...   続きを読む »

日本の芸能人の中でも、トップクラスの美人としていつも名前が上がるのが佐々木希だろう。 おそらくどこの外国にいっても、彼女は美人の部類には入るだろうし、モテることだろう。 ただ、彼女がもっている容姿的な...   続きを読む »

先日、山口達也さんと福田淳一さんのセクハラ問題を実に鋭い視点で分析している文章を見つけた。 関連リンク:山口達也さんの事件で、見落としている「少年の心をもったおじさん」問題 二つの問題を、セクハラはだ...   続きを読む »

最近、不動産のオーナーとして賃貸付けをしていると、賃借り人の個人情報に触れる事が少なくない。当然、賃借り人本人だけでなく、保証人の親の個人情報も見る事になる。それらの情報を見るにつけ、家族の絆、希望に...   続きを読む »

Smart Newsのコラムに以下のようなストーリーが掲載されていた。 要は職場にお土産を買って帰る必要はないと思う、とコメントしたOLが叩かているというものである。 関連リンク:職場の土産強制に疑問...   続きを読む »

ページトップへ