ローン地獄に苦しむサラリーマンへの鎮魂歌

2018年1月20日資産運用

世の中にはローンを組んで死んだら返せる、と言いながら必死に会社にしがみつくサラリーマンがごまんといる。

わたしから言わせれば、ローンを組んでいるサラリーマンはローン会社の奴隷である。そして、高い物件を売りさばいた不動産ディベロッパーの養分である。

いやいや、今ローンを組むと低い金利で資産が手に入り、将来売却すれば売却益も得られるから得。という声も多々聞くし、不動産屋は常にそういった話をする。

だが、本当にそんな資産があったら人に売るだろうか?私が仮にそういった資産を作り上げたとすれば、絶対に売らない。

そういった、不動産屋が売り払うような資産をローンを組んで買い向かうサラリーマンの気がしれない。

将来幾らで売れるかわからない物件を、多額の借金を背負って買い、金利まで背負わされる上、固定資産税まで払う。こんな変態的なマゾがどこにいるのか。。。

と思ったら日本中にいるのである。やはり日本人のマイホーム信仰が強いからなのだろう。おそらく、ディベロッパーが一生懸命布教活動をしてきた結果だろう。

固定資産とは悪である。利益を産まない資産とは資産ではなく負債である。利益を産むかもしれないけど、将来どうなるかわからない資産は手に入れるべきではない。

なぜなら、ウォーレンバフェットのルールに基づくと、絶対に損をしないこと、これが資産を増やすルールなのである。

なぜ、収入が少ないサラリーマンが、損をするかもしれない博打にでるのか、わたしには理解できない。

車も同じで、見栄で買う必要はない。駐車場代が無駄になる。必要な時にレンタカー屋で借りればいい。

あらゆる固定資産を持たずに生きていくのは、身軽でスピード感を持って資産を作れる。

サラリーマンの中には、賭け事は嫌いと言いながら、フルローンを組んでマンションを買ったり、家を建てたりする人がいるが、これぞまさに賭け事だと思う。

地震が起こったらどうなるのだろう?働けなくなって収入が途絶えたら?買った資産の価値が落ちたら?

ありとあらゆるリスクを抱えるのが不動産投資と言える。

このブログを読んで、そのような被害者が増えない事を切に願う。

株式投資は会社を買うことであり、つまるところ、キャッシュを生み出す力を買うことに他ならない。明日1000円稼ぐ会社を800円で買うのは合理的だろう。

1000円が為替の影響で900円になる可能性があることを見越して800円出すのも合理的である。

このような投資こそが資産運用であり、投機ではない資産の育て方である。

是非とも、サラリーマンの同胞たちが不動産屋に騙されないよう、こい願う所存である。

以上


この記事を書いた人
りーぶら
りーぶら30代、都内在住、男性。

大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」

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