マイホームは負債だけど資産とも言える理由

2018年11月5日資産運用

資産運用の観点からみるマイホーム

いきなり結論から言うが、マイホームを買ってずっと住む、というのは資産運用の観点からはゼロ点である。資産運用において最も意識すべきは、キャッシュを生み出す資産だけが資産であり、キャッシュを生まない資産は負債という事である。

この観点に照らせばマイホームや車は負債でしかない。家の場合、毎月ローン返済で現金を投入する為、金を眠らせる事になり大きな機会損失を発生させる。しかも、住む場所が縛られるというデメリットも発生する上、近所づきあいでミスると、とんでもないリスクを抱え込む事になる。

はっきり言って資産運用の観点からは絶対に取るべき選択ではない。

一方、一定期間住んで、その後人に貸し出す前提でのマイホームの場合、非常に優れた投資戦略と言える。というのも、マイホームを買う場合、銀行からのローンはきわめて低金利となるケースが多い上、アパートやマンションに比べて、一軒家の賃貸需要はきわめて強い。

よって、資産運用の観点から、マイホーム購入において取るべき戦略としては、これから地価が伸びそうで資産価値が高いエリアに、駅が近くてファミリーが住めるタイプの一軒家を建てることだろう。

特に東京であればおススメは埼京線、京浜東北線、東海道線、山手線と言ったJR沿線かつ、東京もしくは新宿と言ったビッグターミナルにアクセスしやすい路線の沿線である。これらの路線沿線価格は今後ますます上昇が見込まれる。

更に、赤羽あたりは東京、新宿の両方を狙える位置にあるものの、まだまだ地価が高騰していないので特にオススメしたい。

また、地方でもJR沿線は強い事が多いのでよくエリアを見極める必要がある。

住環境・コミュニティを手に入れるという意味でのマイホーム

上述は全て資産運用の観点でメリットデメリットを書いたが、暮らし住環境の面で言えば、持ち家のメリットは大きい。特に小さい子供を遊ばせる場所などを確保しやすい、近所づきあいほどほどにやりたい、と言った観点からマイホームはオススメである。

更には、住む場所の固定化は共同体への参画、故郷の創出という側面も持つ。意外と意識されていないが、故郷というのは精神的な安らぎの場であり、自分の人生の原風景を形作る。更に、故郷で形成された地縁、血縁というのは、将来的に大きな財産になる事がある。

よくホリエモンがマイホームなんていらない、必要なのはスマホ、なんて言っているが、これは彼の生活スタイルにあわせた一面的な意見なので、惑わされる必要はない。親戚や子供などがいる人達にとって、故郷&マイホームというのは結構大切な組み合わせであって、次の世代にも引き継ぐ価値のある有形無形の資産である。

例えば、東京に住んでいる人が八丈島に行って、すぐに馴染んだり商売を始められるか。絶対に不可能である。地域コミュニティには高い参入障壁が存在しており、長い年月と地縁血縁がなければそこには入れない。ある意味地方の特権とも言える。

まとめ

色々纏めると、マイホームに住み続ける事は資産運用の観点的には×、貸し出すなら◯、資産価値の強いエリアを選定出来れば◎。

住環境・コミュニティを手に入れる上でマイホームは地域にコミットするという意味でも◎。

という訳で、マイホームを買うというのは資産運用的には微妙な選択だが、エリアをしっかり選択すれば資産運用&コミュニティの観点で◎にできるのである。


この記事を書いた人
りーぶら
りーぶら30代、都内在住、男性。

大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」

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