炎上商法から垣間見える、承認欲求 〜上西小百合氏のケース〜
醜悪
承認欲求の塊
まさにこの言葉がピッタリとくるのが、上西小百合氏であろう。
私は国会議員が不倫していようと、グレーゾーンな選挙活動していようと、高い給料もらっていようと、ハッキリ言って全く問題ないと思っている。なぜなら、政治家は国家の未来を導き、理想とする社会の実現に向けて、あらゆる手を打つべき職業だからである。
間違っても聖職などではない。経済を発展させ、可愛い子供達の為により良い社会を創ること、お年寄りが幸せに暮らせる社会を創ることが仕事である。人気や好感度が重要な芸能人とは根本的に職業の性質が異なる。
だが、残念ながら、政治家がどのような活動をしているかは一般人に見えづらい。また、政治家の活動を測るわかりやすい尺度も存在しないため、人気商売のようになってしまっている。
つまり、政治家の重要な要件が、人気や好感度となってしまっているのである。
そして、人気であり、好感度が高い、となると、そもそも知名度が高くないといけないので、知名度勝負となってくる。
これを逆手に取ったのが、上西小百合氏である。
社会を良くしていく、という政治家の使命を果たさず、政治家であるという肩書きを活かして、炎上政治家として知名度をあげた。そして、今では、炎上政治家として得た知名度を武器に、自信のツイートを意図的に炎上させる事で知名度を保ち、生活のネタとしているのである。
本当に醜悪の一言に尽きる。
このような、社会を良くしていく実力も信念も無い政治家を誕生させてしまう、というのは本当にダメな社会だと思う。だからといって、選挙に行こうとか、お題目を唱えても意味が無い気がする。
大切なことは、
・もっと立候補者のキャラクター含めて有権者に届きやすくすること
・政治家の活動を見えやすくすること
・選挙のハードルを下げること
・有権者が世界に興味を持つこと
などが挙げられるだろう。
そして、これらが達し得ないとすれば、その時こそ一定の年齢の国民全員が選挙権を有する、という前提を否定する時だろう。上西小百合氏の厚塗りされた選挙ポスターを見て、なんとなく投票していては、絶対に日本は良くならない。
では、活動が見えるようになったとしても、その活動が日本の明るい未来に繋がるか、正しく判断出来なければ、適切な政治家を選ぶことは困難である。承認欲求を満たす為に、選挙にでる人達を、弾くことができない。
私はいつの日か、現在の民主主義、すなわち、直接・間接的に一定年齢の国民が政治家を選ぶ時代が終わると思う。そして、その終わりは、世界のどこかで、そのような形態をとって成功した事例があらわれてから始まる。成功、とは例えば国民が働かなくても生きていける社会である。
AIの時代に入り、生産性が上がれば、働かなくても生きていける社会を創ることは可能である。徹底した効率化が求められ、その効率化を主導するのは、優秀な政治家のチームである。
仮に、そういった政治家たちが、働かなくていい社会を作れば、仮に選挙権がなくとも、絶対に国民は納得すると思う。
投票率が30%だったりするこの国ならば、なおさら間違いないだろう。
以上
大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」
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