Day16 商社の最終面接 3連続な1日

2018年1月21日就職活動

本日、三社の面接があった。最終、最終、実質最終の三つだった。

一発目は午前10時15分から。会社付近のエクセルシオールで志望動機と自己PRの最終確認。なぜ数多有る会社の中でもその会社なのかを徹底的に詰めていった。

トイレで精神統一して、攻撃力をMAXにした後、本社に突入。

待合室で30分ほど待った。待っていた学生が次々と名前を呼ばれて面接ブースへと向かって行った。途中知り合いが出てきた事に驚きつつ軽く会釈。相手も会釈。その眼には、頑張れよとの熱い気持ちがこもっていた。

10人近くいた学生が全員呼ばれて、俺一人残された。忘れられたかと思っていたその時、面接官登場。二人でブースへ向かう。部屋にはもう一人の面接官がいた。面接官二人と対峙して、面接は開始された。

最初は自己PRなどを聞かれ、なぜ大学で部活をやったかなどを語った。

面接官は、石油の卒論について突っ込んできた。左側のオジサンはエネルギー分野で活躍している人のため、滅多な事は言えない。

慎重に言葉を選びながら、学生らしく可愛げを見せながら、相手の様子を伺って話す長さを探りながら、一言一言重ねていった。

エネルギーの面接官は、原油の勉強を通じて他国との文化の相違などについて考えるところを述べよといった。

厳しい!!原油の勉強に文化も糞もない。だが、なんとか答えなくてはならないと考え、自分の脳みそをフル回転させて突破口を探った。

俺は、ペルシャ湾のホルムズ海峡を先進国に供給される原油の50パーセント以上が通過する事をしゃべった。そして、そこでテロが起こったらどうなるのか、非常に脆いこのホルムズ海峡に世界が頼っている事に危険を感じるといった。

すると面接官は、そこに駐在していたらしく、喜んで喋り始めた。

そこで、さらに切り返し、そこでテロが起こると大変だと思う。中東諸国をテロの原泉として恐れるのは、お互いを知らないから。

もっと日本人が深く彼らについて知れば、新しい理解が生まれるのでは。もっと違う関係の在り方を探れるのではと伝えた。

面接官も、その通りですね。と言った。これで左のオジサンはなんとか倒した。

続いて右のオジサン。非常に意地悪そうな声で、君は部活と他の活動の割合は?

と聞かれ、ほとんど部活と答えると、でも、エントリーシートに5つ位他の活動について書いてあるけど、こんなにできないでしょ?部活適当にやってたの?見たいなことを言われた。

平常心を保ちつつ、年間300日近く練習だったが、65日の休みでアルバイトをしたり、海外に行ったりしたとと答えたところ黙った。

さらにもう一発攻撃が来た。んー君のこのTOEIC大した点じゃないけど、こんなので大丈夫なの?

これくらいの攻撃は想定の範囲内だったため、内定もらったらすぐに海外飛んで勉強する。

その学校は公用語が英語であるから、そこで勉強してレベルアップすると伝えた。すると左のオジサンが、じゃあ語学は好きなんだ?と素晴らしい一言。

はい!大好きです。と言って終了。その後、最後に一言と言われた・・・

御社には、非常に尊敬している人達が入社している。彼らは謙虚だ。非常に謙虚で前向きに生きる人間だ。

こんな人間と一緒に働きたいと思っていた。逆境を超える力で御社に貢献し、彼らとともに働き、自分を高めたいと熱く語った。

これがどう伝わったかはわからないが、自分としては良くやった。最高の面接だったと思う。

面接部屋を出て、15分雑談タイムがあった後、人事3人と現在の就活状況について話をした。ここで正直に、商社は三社が最終。損保と広告が後日最終と伝えた。さらに、商売をやりたいという思いを熱く伝えた。

OB訪問した中で、最も印象に残った話は何か?と聞かれたため、どの企業ではなく、どう生きるかという話、そして両親を大切にしろという話が一番印象に残ったと伝えた。

部活をやって学校に通えるのも親のおかげ。常に感謝して生きていきたいと伝えた。

非常に共感してくれた。こうして面接は終了。次の会場へ向かった。

次の会場近くでカレーをかきこんだ後、会社へ入った。30分待った後、面接開始。面接官3対1。

非常に和やかな雰囲気で、なぜ商社か?なぜうちか?を聞かれた。

変化球としては、友達について教えて下さいと言われた。まぁ問題なく答えて終了。20分ほどの短い面接だった。その後友達についてという作文を書いて選考は終わり。まるで小学校に戻った気分だった。

続いて、場所を移動して勝鬨。

もうかなり精神的には疲れていたが、気合いを入れなおしてアミノサプリを飲んで突撃。

友人に20分近く電話して気分転換した後、入場。

友人は昼の3時20分にも関わらず、寝ていた模様。このままだとワーキングプアになると諭した。

会場は、33階。役員フロアはふかふかの絨毯に加え、東京を一望する絶景。面接官2対学生3。

一人は米国公認会計士取得、一人は一橋の体育会副将、そして俺だった。

確かに実績では負けているかもしれないが、ロジカルさでは決して負けない喋りを見せて戦いぬいた。

面接官から、君はどんな変化球の質問も、きれいに打ち返してくるねー。

どうにかしてやり込めてみたいものですね○○さん、と隣の面接官に言った。

となりのオジサンからどんな質問が来るか戦々恐々だったが、特に危ない質問はなかった。ひとつ気になったのが、激戦地でも行ける?という問いかけ。

・・・アフリカ?まぁどんな激戦地でも行きますよ。大学4年間も、一般人からは想像がつかない激戦でしたからと伝え面接終了。

お家に帰った。就活の長い長い戦いが実質的にほぼ、終了した。

あとは、広告二社受けて、損保のTを受けて終わり。だいぶ疲労が蓄積している。この頭痛が何より、体にそれを知らせてくれている。精神的に疲労している。実際、よく戦えたと思う。

250倍の倍率を超えて外資の内定を勝ち取り、広告2社、商社3社、損保のTとそれぞれ最終に残った。多くの我が大学の学生が、こういった人気企業の選考で、1社も最終にたどりつけない人が多くいる中、良く戦ったと思う。

あとは電話を握りしめ、握手の時をじっと待つしかない。

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この記事を書いた人
りーぶら
りーぶら30代、都内在住、男性。

大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」

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