とある大きな生命保険会社にて

2018年1月20日就職活動

某社の会社面接に行ってきた。出てきたのは課長クラス。事前に内定者から話を聞いたため知っていたが、これが実質の最終。ここを通過すれば内定。

内定を取るのは、何も難しい事はなかった。ただ、その場でイエスと言えば良いからだ。つまり、あんたの会社に行きたいといえば良いから。しかし、第一志望なんて気持ちはなかったため、本音で課長にぶちまけてみようをやってみた。

しばらく自己PRとかが続いて、課長は随分おれ自身に興味を持った。そして、今回最大の質問・・・っていうかその質問の為に今日面接したようなものだが。

君は今実際、うちの会社をどう考えている?

はい、非常に興味があります。それは、以前に三人のリクルーターにお会いして話していく中でも高められた興味であります。働いてみたいと考えています。

と同時に、他の会社はまだ選考が始まっておらず、面接もしていないのでそちらもキチンと面接を受けて理解した上で、最もご縁がある会社に行きたいと考えています。

といった。すると、しばらく腹の探り合いで、どこの企業を受けているかを上手く引き出そうとしているのを感じた。

しかし、俺もそんなにヤワじゃない。大企業の課長とはいえ、目の前に座っているのはただのオッサンだと思えば、何だってしゃべれる。変化球もかわせるし、逆に変化球を投げることすら可能。

なんだかんだ、話していると第一志望じゃない事は間違いないと理解したらしく、最後の一言を放ってきた。。。えーと、最後に何か聞きたいこと、言い残した事はありますか?

まさに死亡宣告。しかし、この宣告に俺がストレートを投げつけて本音を引きずり出した。

私は、御社が第一志望ではありません。なぜなら、まだ他を見切れていないからです。他の多くの学生のように、面接の場で第一志望と嘘をつくことも可能です。

しかし、私はそれをしたくない。なぜなら、それは嘘だからです。私は自分の考えてる本当の事をしゃべっている。だから、ぜひ本音で話しましょう。

すると、課長はいった。

んー、そちらが完全に直球勝負でくるから、変化球の投げようもないから本音を話します。

実際、我々には採用枠があります。その採用枠を埋めるのが仕事です。私たちにもノルマがありますから。ですから、内定の数もそれに合わせて調整しています。

もし今の段階で、イエスと言ってもらえない場合は、先に他の人がその枠に入る可能性が高いです。

4月の後半にもし、空きが出たとして、なおかつ貴方が弊社に来たいという気持ちになっていた場合は内定を出しましょう。ただ、お互いがOKを出すタイミングがピッタリと合う可能性は低いはずですから、それは理解して下さい。

わかりました。ぜひ、よろしくお願いします。

といった感じだった。要するに、今返事しないなら後で欠員が出た場合、オファーを出しますということ。最初から、第一志望ではないという事を貫き通しただけに、この返事をもらえれば上々ではないだろうか。

ちなみに、面接官が最後に一言。

君みたいなタイプはこれまで見たことがない。こんなにはっきりと、自分の考えを持っている学生はいない。どんな変化球も通用しないと思った。その真摯な姿勢を持って他の企業も受けると良いと思います。といった。

その真摯な姿勢もまた、考えられた姿勢であったが、そこまではさすがに課長さんも見えなかったらしい。相手が何を言っても、その考えの裏側にあるものが見えた面接で、非常にリードしやすい面接だった。

最初と最後の送りむかえの人事が緊張をほぐしながら、選考とは全く関係のない雑談風にさりげなく会社の志望度を聞いてきたのが印象的だった。

それだけ、蹴る人が多い会社だという事だけは良く分かったが。

という事で、楽しい話でも↓

——-とっても行きたい歯医者———–

痛かったおっぱいもんで下さいね何ていう歯医者があったら行きたい。
いつも左手上げるだけじゃ左手がかわいそうだ。

——–錬金術—————–

錬金術を1つ教えてあげよう
難しい言葉を使うと分かりにくいので例えで書く

むかし昔、ある男がある村に現れ、村人たちに言いました。
「猿を一匹1000円で売って欲しい」と。
サルは村では珍しくもなく、そこら中にいたので、村人たちはさっそく森へ捕まえに行きました。
村人たちが捕まえた何千匹ものサルを男は一匹当たり1000円で購入し、そのうちサルの数
が少なくなってきたので、村人たちは捕まえに行かなくなりました。

そこで男はサルの値段を一匹当たり2000円にすると発表しました。この新しい発表により
村人たちはまたサルを捕まえに行きました。
しばらくするとサルの数がさらに減ってきたので、村人は捕獲をやめました。
すると男の申し出は2500円へと吊りあがりました。しかしサルの数はかなり減ってきて
いるので、捕まえるどころか見つけるのさえ難しくなっていました。

とうとう男は値段を5000円にまで吊り上げました。
しかしながら、男はビジネスのために町へ出向かなくてはいけなくなったので、彼のアシスタント
が代わりにサルを買いつけることになりました。
男が留守の間に、このアシスタントは村人たちにこう言いました
「今まで彼が集めてきたこの多くのサルを、あなたたちにこっそり3500円で売りますから、
明日彼が戻ったら、それらを5000円で売るといいでしょう」

村人たちはそれぞれお金を出し合って、そのすべてのサルを一匹3500円で買いました。
しかしその後、村人たちは男もアシスタントも二度と見ることはなく、ただサルだけはそこらじゅう
にあふれていました。

これで少し株式市場のことをわかっていただけたかもしれません…

サルを分割やらCBやらでじゃぶじゃぶになってる株におきかえるんだよ、馬鹿ども

———-名言————

人生の分岐点で
どっちが幸せになるかではなく
どっちで幸せになろうと考えろ

———-人間の真理———–

「俺はお前の人生に興味がない」

不良が黙った一言

おわり


この記事を書いた人
りーぶら
りーぶら30代、都内在住、男性。

大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」

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