【鞍替え】クリヤマホールディングスに電凸した件【業績絶好調】

2018年3月26日資産運用

個人的にかなりの額の株式を保有している為、株の保有継続を真剣に検討すべく、クリヤマホールディングスに電凸(電話で突撃取材)してみることにした。

代表電話にかけて、同社の個人株主であることを告げると、かなり警戒気味な口調で経営企画部(兼IRの人が出てきた)。

以下、クリヤマホールディングスの経営企画の人のコメントは「ク」とする。

俺:
もしもし、個人株主の××と申します。1人で結構な量の株式を保有している株主ですが、今後の株式保有継続を検討する上で、色々お伺いしたくて電話しました。

ク:
経営企画部の××と申します。ご質問の事項にお答えさせて頂きます。

俺:
先ずさっそくですが、御社は東証二部に上場されていますが、今後一部上場に鞍替えするなどについては、検討を進めたり具体的なアクションを取られていますでしょうか?勿論インサイダー情報となりますので、お答えできない場合、そうおっしゃって頂いて結構です。

ク:
明確にお答えする事は出来ませんが、経営陣は明らかに意識しています。少なくとも東証一部上場に鞍替えする要件は満たしている状況です。

俺:
意識されているとの事ですが、具体的なアクションは取られているのでしょうか?

ク:
インサイダー情報となりますので、お答えできません。

俺:
一部上場すると株価がほぼ確実に上昇しますので投資家への還元に資すると考えますが、その点について御社はどのように考えられていますでしょうか?

ク:
一部上場によって株価が上昇するか否かは鞍替えしてみないと分かりません。繰り返しになりますが、経営陣は一部上場を意識はしているという状況です。

尚、IR説明会などでも、多くの投資家から株価が割安な状況にある、という点についてご質問頂く事が多いです。その点につき、弊社と致しましても真摯に受け止め始めております。

これまでIR活動や株価対策に殆ど手を打っておらず、前社長方針の下、営業によって売上・利益を伸ばす方向に只管注力して参りました。しかし、つい最近社長も変わり、経営陣はIR、株価対策を真剣にやっていく強い意志を示しています。

俺:
なるほど、例えば、役員の報酬が株価と連動するという仕組みを導入されましたが、それはまさに株価対策をやっていく、という具体的な施策の1つととらえてよろしいか?

参考HP:
https://www.kuriyama-holdings.com/ir/uploads/20180214_press_relesase4.pdf

ク:
正にその通りです。

俺:
では、栗山氏が昨年12月に10%から8%に持分を減らす大量保有報告書を提出されていたが、この動きはどういった意味があるのか?一部鞍替えには一定の株主数が絶対条件ではないものの、必要とされる要件だったと記憶しているが、株主数を増やすための取組か?

ク:
・・しばし沈黙・・栗山氏個人の判断によるものであって、株主数を増やすための取り組みではありません。

俺:
株価を上げていく為にどのような取り組みをされているか?

ク:
IR活動を一層増やしていく予定。株価が上がり辛い原因の1つは、弊社の事業構成のわかり辛さにあると、経営陣も認識している。例えば、弊社はシェールガス・オリンピック銘柄と認識されているが、これらの認識は必ずしも正しくない。

例えば、弊社は競技場のグラウンドに張るゴムの樹脂を日本で輸入販売する権利を保有しているが、オリンピックで競技場に導入されたからといっても、業績に与えるインパクトは会社全体の規模からすれば小さく、略ゼロと言える。

また、シェールガスのリグ周りのホースについても、北米で製造販売しているホースの一部であって、100%ではない。当然シェールガスも業績向上の大きな要因になるが、飲料製造用のホースなどが業績に与えるインパクトも等しく大きい。つまり、寧ろ北米の景気動向そのものが、弊社の北米事業に大きな影響を与える。

俺:
それでは直近の業績についてどう考えられているか?

ク:
アメリカの景気が拡大を続けているので、北米事業は絶好調。通期決算の為替の前提を1ドル112円でみていて、今105円なので、連結決算時に為替のマイナスインパクトは出るものの、そのインパクトを十二分に吸収して上回るほど、北米事業は絶好調。しっかりとした業績のアピールをしていけると思う。

俺:
今後の事業方針は?

ク:
今後は欧州、日本、などで買収した事業間のシナジー追求を進めていく。また、複雑になりつつある事業の整理を進める。実際、アジアにおけるホテル事業の売却など、既に事業の統廃合が進んでいる。

俺:
有難う御座いました。

まとめ

色々と質問してみたが、東証一部への鞍替えを「経営陣は明確に意識している」状況なので、数年内に手を打ってくるものと思われる(タイミングは不明だが、明確に意識しており、株価対策にコミットしくと言っており、経営陣の報酬と株価をわざわざ連動させている人達が何年も放置する事はないだろう。例えば、社長の任期が5年程度とすれば、自分が辞めるまでの間に鞍替えして報酬を増やしたい、と思うのが自然だと推察される)。

ただ、事業の整理・統廃合を進めている最中であり、シナジー追求に入るステージの為、それらにあらかた目途がついたタイミングで手を打ってくるものと思われる。

ちなみに、株価を上昇させるべく手を打っていく、という点については、言葉のニュアンスからして強い意志が感じられる回答が多かった。やり取りを通じて、同社の経営企画の丁寧な対応はもとより、経営方針等に非常に好印象を持った。

地合いが良ければ是非とも継続ホールドしたいところだが、この地合いの悪さなので、エントリーすべきポイントを見極めてから改めて参戦したい。

ご参考:クリヤマホールディングス直近の株価

以上

※上述はヒアリングした内容を極力クリアに、曲解を廃して文章化したものである。同社株の買いや売却を推奨するものではない。投資は自己判断という点、十分留意願う。


この記事を書いた人
りーぶら
りーぶら30代、都内在住、男性。

大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」

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