今朝6時ごろ、北朝鮮がミサイルを発射しました
今朝6時ごろ、北朝鮮が労働2号型ミサイルを複数発発射し、そのうち一部が日本本土に着弾し甚大な被害が出ています。
ミサイルは北海道、東京、大阪、福岡方面に同時刻に一斉に発射され、7割は日本海海上で迎撃されましたが、残りは日本本土上空に到達したものとみられています。
政府の発表によれば、ミサイルは自衛隊の基地や原子力発電所を中心に狙ったものとみられるとのことで、現在被害の状況を確認しているとのことです。
現時点で被害が確認されている地域は北海道で、自衛隊基地に着弾したことが確認されています。死傷者に関する詳しい情報は入ってきておりませんが、甚大な被害が出ている模様です。
また、先程入った情報によれば、東京都内の複数の地下鉄に乗車していた乗客が、目眩などの症状を訴えている、との連絡が入っており、警察・消防が出動して対応を進めています。。。
これを読んで、ほんと?そんなことあるの?はいはいフィクション、と思った人は平和ボケしている。
いやいや、日本や韓国を攻撃したら終わりだから、北朝鮮は攻撃してこないでしょ、と思ったら、さらに平和ボケがひどいだろう。
まず、国と国は常に緊張関係にあり、国際社会は無法地帯と思っておかねばならない。
いやいや国連あるでしょ、というかもしれないが、国連は加盟国の利害が複雑に絡み合う組織であって正義の味方ではない。
どちらかというと、アメリカ、ロシア、中国といった、第二次大戦の戦勝国かつ政治・経済大国の意向が強く働きやすい、利害の塊のような組織である。
国際社会において、それぞれの国は、警察などによって守られておらず、国と国の緊張関係、利害関係の中に佇んでいるだけである。
よって、一度バランスが崩れれば、ありとあらゆることが起こりうる。
イメージして欲しい、仮に今、この瞬間に政府やありとあらゆるルールが消え去った場合、何が起こるだろうか。
すぐにでも人殺しや金品の強奪が怒るだろう。人々は生き残りをかけて食料や水を確保しにいく。
女性が電車に乗っていれば一瞬でレイプされる。
無政府状態に陥り、国連も匙を投げたアフリカ東部の国、ソマリアではまさに無政府状態が出現し、無法地帯、リアル北斗の拳の世界が出現した。
んーまあ、遠い国の話だし、アフリカだし、関係ないや、と思っている人は平和ボケしている。
国際社会はまさに、この無法地帯に近いのである。世界の絶妙な経済・政治のバランスが保たれている限りは、世界が守られているように感じるが、実態は無法地帯である。
実際、第一次世界大戦が終わった時、ヨーロッパは傷つき、疲れ、深い反省とともに国際連盟を作った。
にもかかわらず、その数年後には第二次世界大戦が勃発した。
そして、第二次世界大戦によって、世界全体で5000ー8000万人が亡くなったと言われている。
世界全体が見えない規律に守られていたり、論理感が根付いているなら、こんなに人は死なない。
一度戦争が始まれば、憎悪の連鎖は留まることをしらず、加速度的に高まる科学力は無制限に人を殺す。
世界は常に、緊張関係にあり、世界全体がいつでもソマリアのように、人が人を殺しあう環境になり得ると思っておくべきである。
そんな中で、いつでも緊張状態が暴発しかねない国が北朝鮮である。
北朝鮮は度重なる経済制裁などにより、困窮し始めている。
金正日は国家設立者の直系であり、独裁者だが、ひとたび歯車が狂えば、軍部などが反乱を起こしてもおかしくない。
そうならないように、チュチェ(主体)教育を国民に施してはいるものの、人は飢えたり、生命の危険を感じれば、生き残りをかけて戦うものである。
国をまとめる為の手段が、外に敵を作ることであり、韓国・日本・アメリカはそのターゲットになり続けてきたが、本当にコントロールが効かなくなったら、暴発しかねない。
おそらく、一発でも各国にミサイルが着弾して死傷者が出た瞬間に、平壌は灰になるだろうが、戦争が始まった場合、確実に滅びる国の未来を議論しても仕方がない。
そんなことよりも、ミサイル発射を最小限に押さえ込み、被害をどうやって極限まで減らすかが重要である。
アメリカに頼れば大丈夫、という気持ちは多くの日本人が抱いているだろうが、アメリカはアメリカの防衛を考えており、日本人の生命の安全への関心は低い。
だいたい、大統領がアメリカファースト、と宣言している国である。
結局、自分の身は自分で守ることが欠かせない。
となると、結局自衛隊の機動力や自由度を高めるしかなく、憲法改正は当然の帰結であろう。
そもそも、例えばアメリカ船籍の船が北朝鮮に攻撃されている場合、自衛隊は北朝鮮の船を攻撃できず、見守るか、威嚇射撃するか、間に割って入るくらいしか対応できない。
現在、自衛隊には飛行機を飛ばす為の空母もなければ、敵地を迅速に攻撃する爆撃機もない。既存の戦闘艦を換装している最中だが、稼働開始は早くとも2020年である。
このような状況では、仮に北朝鮮がミサイルを多数発射しようと準備した場合も、日本は基地を攻撃することができないのである。
基地が攻撃出来なければ、波状攻撃が暫くの間続くという事である。
なんらかの事情で米軍の攻撃力に空白が生じた場合、日本だけでは北朝鮮の波状攻撃を止められず、全てのミサイルは食い止められない為、国土が致命的なダメージを受けることは避けがたい。
こんな状態で自衛していると言えるのだろうか。
日本人は実質的な軍隊を自衛隊、と名付けているが、日本人は実質的な軍隊である自衛隊をガードマンだと思っている節がある。
例えば、会社の警備員などをみると、アメリカのガードマンは屈強そのもので、りんごを余裕で片手で潰せるようなゴリマッチョばかりだが、日本のガードマンは爺さんが多い。
ガードマンの爺さんはあいさつ係 兼 名簿管理係として機能しているケースがほとんどだが、アメリカのガードマンは本気でクスリでラリった輩や、マフィアと戦う為にいる。
日本ではATMの金を移送する警備会社の社員は、細い棒を持って、ヘルメットかぶっている程度で、下手したらゴリマッチョに素手で倒されるレベルだが、アメリカでは散弾銃装備である。
日本は銃や薬物の流通が少なく、国民の教育水準が高く、他国に比べて経済も高いレベル安定しているため、現金移送もこのようなガードマンですむ。
そんな国に住んでいるから、国民は国土防衛もガードマンがいれば十分、という発想になり、戦争怖い!憲法改正はダメ!となってしまう。
仮にアメリカの銀行に爺さんのガードマンを配置して、喧嘩はやめよう!平和が一番!と叫ばせたとしても、爺さんは一瞬で殺されてお金を持っていかれるだろう。
敷地のすぐ側で知人が撃ち殺されそうになっている時、やめろーやめろー、撃つなら俺を撃て!と叫ぶガードマンは役に立つだろうか?
アメリカのとなりのメキシコでは、マフィア殲滅を宣言し市長や、マフィアをおちょくったユーチューバーが殺されている。
言葉が通じず、本気で人を殺す相手に、爺さんガードマンを向かわせたり、理念を叫ばせたりしても意味がないのである。
また、平和を信じたり、祈ったりしても、戦争を仕掛けてくる相手を止める効果はない。
祈ってる間に殺されて、金品を奪われるだけである。
国際社会はアメリカなぞ比べ物にならないほどに危険で一触即発な世界である、ということを体感せねば、日本は守れないだろう。
ガードマンを入り口に立たせて、気づいたら家族皆レイプされてました・・・では済まされない。
世界は日本ではない。
自衛隊は自衛力とか、戦力不保持とか、わけのわからない理屈はやめて、正々堂々と国を守るために必要な戦力をもつ上で、必要な憲法を制定するべきである。
そうしてこそ、成熟した経済大国であり、アジアをリードする国であり続けられるだろう。
以上
大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」
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