インキンタムシに感染した時のこと〜薬局員の言葉責め〜

2018年1月19日健康管理・育児

学生時代、私は長い合宿生活を送っていた。

長い長い合宿生活。おそらく一般の人間には理解できないであろうこの生活だが、理解したくない出来事が起こった。それは、5月後半くらいのことだったと思う。

我らの部活では、練習時にスパッツと呼ばれる、体に密着する水着のようなものを着用する。これによって、水に濡れても気にならず、汗をかいても乾きが早い。このスパッツを毎回着用していた。あるとき、とある後輩より長いスパッツを何かのきっかけで借りたことがあった。

これでもう、わかったと思うが、要するにちょっぴり痒い病気にかかってしまったわけだ。最初は、まったく痒みはなかった。しかし、徐々に患部がかゆーくなってきた。さらに、かゆーくなってきた。

いけないと思いながらも、手は股間に伸びた。そして、ひたすらにかきむしる日々が続いた。

次第に、患部は赤くなってきた。部分的に赤かったが、その赤い部分が伸展をはじめ、足の付け根からひざのほうに向けて伸び始めた。

合宿所では、共同で風呂に入るため赤い股間をさらすといった、生き恥をかくわけにはいかない。ついに病院に行って治療することを決断した。

とりあえず、ネットで皮膚科を探し、家の近くの皮膚科に行ってみることにした。。。

病院に着くと、太ったおっさんが出てきた。恥を忍び、耐えがたきを耐えながら、俺は席についた。そしておっさんが、「どうされました?」と、聞いた。

そして、俺は言った。「あのー、いえ実はね、ここが痒いんですよ」と。

おっさんは、んーじゃああっち行ってといってズボンを下げるように指示。脱いで、パンツを少しめくると見える赤い患部を見て、「あー、タムシだこりゃ」といった。

そして、看護婦に薬を塗る様に指示してどこかへ消えていった。

そして、看護婦が入ってきた。手にはビニール手袋がはめられていた。そして薬を患部に塗りこんだ。おそらくその時、俺の顔は患部の何倍も赤かったことだろう。まさに、生きて恥をさらしていたのだから。

その後、薬局に行き処方箋をカウンターへと出した。出てきたのは少し背の高い若めの男。男は、処方箋を見るなり、んーどうされました?どこがかゆいんですか?と、周囲に何人も女の人がいる所で、俺に尋ね始めた。聞こえないふりをして黙っていると、さらに聞いてきた。

痒いのは足ですか?ん?どうなのかな?

俺は、その場でぶち切れようかと思ったが、怒りを抑え最後まで黙秘を押し通した。

飲み薬を処方するだけなのだから、薬屋に病気を診断してもらう必要はない。余計なお世話だし、プライバシーの侵害だ。

だが、そんな反論もできないほどに、恥ずかしい病気にかかったことを強く認識させられてしまった。

結局9月まで毎日ひたすら薬を飲み続けたことで完治。さらばタムシ。決して人からスパッツを借りてはいけないという事を学んだ出来事でした。

以上


この記事を書いた人
りーぶら
りーぶら30代、都内在住、男性。

大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」

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