JPモルガン受験記②〜人間力の戦い〜
最近考えるところが多く、色々と書き書きしては、考えをまとめている今日この頃。。。
OB訪問をしたり、説明会にでたり。色々と就職活動に関わる事をしているわけだが。たまたま運良く、予期していない形で外資系の面接に呼ばれ、色々としゃべり、自分をアピールする機会があった。
それが、先日行われたJPモルガンの二次面接であり、BNPパリバの二次面接だ。何故、このような面接について自分が書いているか。それには大きな理由がある。
この数年間、自分が考えてきた事などを書き残し、その都度自分の考えをまとめてきた。
当初は、このブログをまた違う方法で活用しようかと考えていたが、最終的には自分の考えをまとめる日記的な役割を果たしてきた。
そして、最近面接を受けてみて、自分が考えをまとめ続けてきた事が、思いもよらないほどの形で表れている。
面接の際、自分が考えている事をしゃべろうとする時、しっかりとした言葉になる。考える事を途中で放棄せず、きちんと考えを文章にして書いてきた経験が、自分の言葉となって面接で出ている。
実際、面接の際部活の事、私生活の事、色々と聞かれるが、どれについても自分が自分で期待した以上の言葉が口をついて出てくる。これまでブログで書いてきたなぁなどと思いながら面接で聞かれた事に答えている。
自分の頭の中でボンヤリと思い浮かぶ何らかの考えを、その都度突き詰めて考えていくと、対したレベルではないにしても、自分なりの考えというものが出来る。
その自分なりの考えを積み重ねたものが、人間力になるのではないか。人から聞いた事だけを考えもせず、受け売りしているだけの人間は、人間力が低いという事ではないか。
簡単に、偏差値を基準にした考えにのまれ、自分の物差しを持つ事が出来なくなる。
その自分の物差しを表面に出ないように押さえつけていたのが、お受験して入った中学や高校という特殊な環境だったのではないか。
少なくとも、あの環境では、勉強ができても、自分なりの考えを持っていた人は多くなかったと思う。
少々話がそれたが、要するにこのブログを書いていてとても意義があったと感じたから、心に大きなインパクトがあったイベントに関しては、書いて自分なりの考えを書き残そうということだ。
んで、JPモルガン二次面接のお話。。。する前に軽く一次のお話。
短く書くと、学生4対社員2でスタート。
右前に座ったオヤジは戦闘力が高そうだった。左の女は普通。右手で潰せるレベルと推測。面接が始り、俺が部活で予算をOBから200万獲得したと話したら、オヤジが何故かはしゃぎ始めた。
君の大学はお金持ちのOBが多くていいねー!!と大爆笑。
隣の女が自分の苦しかった経験を話し始め、俺の通っている大学で仮面浪人した話をしている最中、俺に対し気遣って、いやオタクの大学も良い大学でしたと言った時俺が面接の最中にも関わらずでかい声で・・
ありがとうございます!!
というと、オヤジがまた大爆笑。
入れ替わりで違う社員が二人入ってきて、適当に自己PRして終了。後日、面接通過の連絡が入った。勝因はオヤジを爆笑させた事と予想。
話は移って二次面接・・・
4名1組で面接開始。対するは、3名のJPモルガン社員。面接が始まる前、早稲田と東大の院生と会話していたが、とりあえずこいつ等は面接の場では抑えれると判断。しかし、東工大が曲者だった。
すでにアクセンチュア戦略という、最上級の難易度を誇る企業に内定を出す兵。
なかなかアピールがうまく、面接官を俺に引きつけても、東工大の彼も上手く引きつける話を持ってきて、二人の一騎打ちの様相を呈してきた。
最初の3名の社員に対しては、高校時代に成績が学年最下位から最終的には1位(英語、国語、社会の3科目で)まで上り詰めた話を出し、15点という悲惨極まりないあだ名がついた(毎回テストで15点ばかりとっていた)事も話しながら、必死でアピールを続けた。
とりあえず、最初の面接官3人は中の上といった感触だった。面接官を自然と笑わせる事が出来たのは俺だけだったため、上々の出来と判断。
続いて、次の面接官3名が入場。インド人風のオジサンが現れた。そして、面接が始まった。
あなたが一番部活動をやる上で大切だと思う事は何ですかという問いかけ。
俺は、答えを一瞬で思い浮かべた。しかし、その質問に困った表情をして面接官が一番最初に俺を指名するように誘導した。
案の定、面接官はニヤリとしながら、それまで端っこから答えていた順番を変えて、真中に座っていた俺に当てた。
俺は、少し考えるふりをして、こう答えた。
その答えは、常に最前線に立つ事です。そして、部員に背中で魅せる努力です、と。自分は常に最前線を行くことに腐心した。私はいつも、心にとどめ置いていた言葉があります。それは、
やってみせ、言って聞かせてさせてみて、ほめてやらねば人は動かじ。
という言葉です。そして、やってみせの部分が、先輩として、上司として未熟な私には90%の意味を持ちます。と答えた。
面接官一同、うなずいた。そして、その問いかけをした社員は、うん、しっかりしてるねぇ~と言った。こうして、後半30分の面接も上々の出来で終了。
しかし!!!
試合はまだ終わっていなかった。部屋を出る際、東工大の男は、大きな声で、本日はありがとうございました、失礼いたします!と最敬礼90度に体をまげて挨拶するという熱演ぶり。
なるほど、こういった挨拶一つで面接のインパクトは大きく変わる。実際、会った人と何を喋ったかは、ほとんど思い出せないが、大きな声であいさつしたという印象は、強烈に残る。
この男が内定を取ってきたのも、その小さいけど大きなインパクトにあるんだと感じながら、俺もあいさつしたが、慣れていない90度のお辞儀はとっさにはできなかった。
そして解散。心地よい開放感。自分の事は伝えられた。後は、あちらが判断するのみ。ご縁があればいく。なければ行かない。それだけ。次回はBNPパリバの二次面接の話を書きます。
大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」
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