不倫報道に見る衆愚政治

2018年2月4日日本の論点

よく議員が不倫した、といって週刊誌が大騒ぎしている。

確かに法律的に、論理的に、個人としてはまずい事をやったのだと思うが、なぜにこれほど取り上げて騒ぐ必要があるのか、私にはさっぱりわからない。

むしろ、シリアの現状やエジプトでどんな政局の変化が起こっているか、などのほうが世界の動き的には大事ではないか。また、日本の借金が天文学的な金額に上っているなかで、税金や借金がどんな用途に使われているか、どう使っていくべきか、その議論の中で、個別の政治家がどんなスタンスを取っているのか・・・などを報道するべきではないのだろうか?

一人の政治家が不倫したかどうかを報道で取り上げることで、日本の未来はどう良くなるのだろうか。不思議でしょうがない。

しかも、不倫報道が出て責め立てる人達がいるが、これもわからない。政治家は世の中をより良くするために、道筋を示して、人々をそちらに仕向けていく事や、人と人との間を取り持って、意見の相違を纏めて行ったりする事が仕事だろう。

だが、仕事のアウトプットと全く関係ないところで騒がれるのだからたまったものではないだろう。

考えてみてほしいのだが、自分が財産を預けた投資銀行があったとして、その銀行の担当者や経営者が不倫したら、大騒ぎするだろうか?預けた金を増やしてくれれば、普段どんな生活をしていようが気にしないのではないか?

恐らくその感覚がないので、ゴシップネタ的に政治家のプライベートをあげつらっては楽しんでいるのだと思う。このままでは本当にレベルの低い民主主義になってしまうし、政治家も小粒な人しか生き残れなくなる。

こんなにつまらない世界はないし、日本が競争力を失ってしまう事は間違いないだろう。日本人が世の中を良くしたいと思えていない事、一層勉強して世界有数の経済大国としての責務を果たしていこうと思っていない事、が問題の根源だと思う。

私は、こんな社会を少しでも良くしていく為に、自分が出来る事を身を粉にしてやっていきたいとおもう。

以上


この記事を書いた人
りーぶら
りーぶら30代、都内在住、男性。

大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」

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