保身に走る人々~革命で裏切られた思い出~

2018年1月20日処世術

先日、小学校のころの友人と会い、二人で酒を酌み交わしながら、懐かしい話で盛り上がった。

社会人になるまで数え切れないほど、いろんなことがあったが、あまりにも多くのことを忘れている。人間は本当にたくさんのものを、しまっておけるものだ。

昔の記憶や、体験は、その過ごしてきた時間のわりに、ほとんど思い出すことが出来ない。ただ、友達と話していて、強く思ったことがある。それは、歌が記憶をあぶりだすということだ。

友達と話していて、歌の話になった。小学校のころに歌った歌。曲名をひとつ、またひとつと思い出すたびに、記憶がよみがえる。

とーもだちーになるーためにー、ひーとはーであうーんだよ。。。

とか、

人はただー風の中をー迷いながらあるきつづけるー

など。これらの歌の名前を思い出し、メロディーを聴くたびにたくさんの記憶がよみがえった。そのうちの一つを紹介しよう。。。

小学六年生のとき、はだしの駆け足という地獄のような訓練があった。

毎週二回くらいあった。俺は親友と友人数名に呼びかけ、決起を試みた。男子はみんな乗り気で、「伝統なんてぶっつぶせ!」と言っていた。

俺が、ホームルームの時間にはだしの駆け足廃止動議を提出すると、クラスの全員が、廃止に賛成した。

と、そこでクラスの担任M先生が言った。

あなたたちはそれでいいのか!この小学校の伝統をここで終わらせてもいいのか!

この言葉に、M先生の親衛隊の女子数名と、男子の親衛隊一人が釣られた。血気盛んな俺は、M先生に必死に反論し、全員に廃止を訴えた。これは結構効果があり、賛成と反対は拮抗した。

そして、持久戦になった。先生は、生徒同士に話し合わせるというスタイルをとり、その話し合いの論理の矛盾点をついて、各グループを撃破するという作戦を取った。そして、先生がもう一度発言した。

本当にそれでいいのか!伝統を守らねばならないのではないか!

俺は男子に呼びかけた!

悪い伝統はここで終わりだ!今日この場所で新しい時代が始まる!

そして、先生は全員に手を上げさせた。

結果は俺と、俺の親友一人を除いて、全員先生派についた。最初あれだけ乗り気だった男たちは、口で熱いことを語っていた男たちは、全員保身に走った。

俺たち二人は哀れな反乱軍だった。後日、俺たちが体制に楯突いた報いを受けたことは言うまでもない。

俺と酒を飲みながら、懐かしい話で盛り上がった男・・・そう、そのひとこそ、最後まで見方でいてくれた彼なんです。

というわけで、サラリーマンとして生きるのに向いているかどうかは、ちっちゃい頃にわかるもんです。

以上


この記事を書いた人
りーぶら
りーぶら30代、都内在住、男性。

大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」

■関連記事

日本では大卒・大学院卒の学生が卒業の1年前くらいに一斉に就職活動する。 日本では一度入社したら、給料が徐々に上がり、50歳過ぎた頃から企業年金や退職金がもらえるというインセンティブもついており、容易に...   続きを読む »

必要なことはなんなのか、人間は頭の中では混沌とした状態にある。 それをはっきりとさせるのが、言葉である。言葉を通じて、混沌に筋道を立てる。言葉を介し、思考の限界の先にあるものが目標という言葉だ。 例え...   続きを読む »

職場は、プライベートの自分とは別の人格で過ごす場所、という人も多いだろう。 気持ちを殺し、上司や取引先に頭を下げ、愛想笑いする事もあるだろう。 その姿を、あなたは子供に見せられるだろうか? 子供は親の...   続きを読む »

先日埼京線に乗車していた時のこと・・・。 俺は電車に乗った。かなり早い時間に乗車したが、車内はぎゅうぎゅうの状態だった。俺が乗って一駅過ぎた。次の駅で人がたくさん乗ってきた。二人のオヤジが入ってきた。...   続きを読む »

日本ベースで働いているビジネスマンは、スターアライアンス系のANAか、ワンワールド系のJALのいずれかのマイレージカードを持っていることが多いだろう。 ANA派かJAL派のいずれを選ぶかは行き先などで...   続きを読む »

ページトップへ