大企業の窓際~Windows 2000~

2018年1月16日処世術


こんな人たちいるの?

と思うかもしれないが、世の中には余裕でこういう人たちがいる。大企業の業種でいうと、コンサル、銀行、総合商社、あたりにはゴロゴロと2000万円プレーヤーがおり、その中でも業務負荷が著しく少ない窓際社員がいる。

それらの人々は俗に、

ウインドウズ2000

と呼ばれている。

実際、私はこういった人々の日々を目の当たりにしたことがあるが、出社は定時ぎりぎり、というかいきなり外出して出社しない事もざら。

出社したらお茶を汲みに行ったり、本を読んだり、エクセル開いてぼーっとしたり。

ある日のこと、私がオフィスで働いていた時、遠くで偉い人がだれかを呼んで割と大きな声を出した。

その時隣に座っていたウィンドウズ2000の方は、夢うつろな状態だったので、自分が呼ばれたと思ったのか、

「はぃいい!!!」

と超でかい声を出して突如立ち上がった。

めちゃくちゃびっくりしたが、仕事中に半分寝て、半分起きていたので、夢うつつだったのだろう。

この人も昔はとある企業の社長として派遣されていたり、時に切れ者の片りんを見せるが、完全にやる気をなくし、能力を隠す事で仕事を振られないようにするすべを身に着けてしまった。

なので、結構な頻度で病院に通い、精神科で治療したりしていた。

他にもウィンドウズ2000になっている人達の多くは、世間一般からすると高い能力を持っているケースが殆どである。例えば、財務や会計に精通している、英語話せる、海外経験ある、マネジメント経験ある、など。

ただ、そういった人材を殺してしまっているのが、今のウィンドウズの社会であって非常によくないと思う。日本全体としての競争力が下がるし、何より本人が不幸である。

いやいやぼちぼちの暮らし出来るし不幸ではない、という人も多いが、高い能力をもち、やる気に溢れていた人が、夢や将来を語らなくなることは幸せなことだとは思えない。

誰しも、自分の持てる力を十二分に発揮して世の中に貢献していると感じれば幸せを感じるものである。

私も遠くない未来に、ウィンドウズ2000になってもおかしくない。

ただ、そうはなりたくないし、いつの日か、ウィンドウズ2000という存在が消滅する社会となってほしいと思う。


この記事を書いた人
りーぶら
りーぶら30代、都内在住、男性。

大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」

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