資産形成に至るステップ〜レベル別のアドバイス〜

2018年1月20日資産運用

資産を創っていく方法は限りなくあると思うが、創る上での段階がある。

人それぞれ置かれている状況や、知識・経験の度合いが異なる為、単に資産運用しましょう、と言っても意味がない。

自分が置かれている状況を正しく認識した上で、1つずつ壁を超えていくことで上位の資産運用段階を目指すことが極めて重要なので、以下のステップを参照願いたい。

◆◆◆資産運用のステップ別アドバイス◆◆◆

窃盗(万引き・強盗)
ネズミ講

*人から物を奪って自分の物にする、という発想を改めねば、経済的自由は決して手に入りません。また、この国は犯罪者が生きづらい世の中です。無限連鎖取引=つまりネズミ講も犯罪です。稼ぐなら気持ちよく、後腐れなく稼ぎたいものです。

===犯罪者の壁===

資産ゼロ
浮浪者・チーマー

*元手を持つことが大切です。誰でも工事現場や居酒屋で本気でバイトすれば100ー300万円くらいの元手は1年以内に手に入れることが出来ます。出来ないわけがないのに、ずっとこのステップにいるということは、やる気がない、ことに他ならないのです。

===ニートの壁===

タンス貯金
銀行普通預金
定期預金
ローン返済しながら自宅保有
自家用車保有

*貯金は大切、お金を使うことは怖い事、労働は美徳、といった誤った教えを擦り込まれた結果、資産育成に踏み出せない段階で、とっても勿体ない状況です。ローンは借金、キャッシュを生み出さない家や車は負債、と心得ましょう。

===資産育成への知識ゼロの壁===

メルカリ・フリマ

*世間では小遣い稼ぎ、と言われていますが、個人投資家の観点から言えば、不用品は家や車と同じく、資産を生み出さない負債に分類されます。これを現金化するということは、資産運用への大きな第一歩と言えます。人類が月で踏み出した一歩より大きいかもしれません。

===金融資産運用の壁===

積立投資信託
金・プラチナ積立

*投資ブームと聞いてとりあえず踏み出してみた人達の溜まり場です。ここでしっかり勉強して、資産を育てる意識を強く持つ事が大切です。

===資産育成が加速する壁===

株式投資
債券投資(国債等)
不動産投資(マンション、一棟アパート経営)

*この段階に来ている人は結構います。ただ、正しい知識や自分なりの判断基準なしに、有名だから、大企業だから、という理由で投資している人はギャンブラーと変わりありません。一層の勉強が必要です。

===資産育成上級編===

先物・オプション(株式投資等のヘッジ目的)
商品先物

*ここまでくると金融資産運用のプロです。正しい知識と市場に対する深い洞察をもっていれば、証券会社の5ー6年目は簡単に蹴散らせるでしょう。

=== ===
===超えられない深い溝===
=== ===

===投機・ギャンブルの世界===

FX・バイナリーオプション
仮想通貨
商品先物

*正しい知識を持っていなければバクチです。市場がある為、資産運用に分類されていますが、資産をまるごと失う可能性があります。レバレッジをかけることが多いですが、運用に失敗するとマイナスをくらいます。

===娯楽としてのギャンブル===

宝くじ
競馬・競輪・競艇
パチンコ・スロット
カジノ

*純粋な娯楽として、使ったお金を全部使い切っても良い、使ったお金分だけ楽しむ、という感覚でやるべきでしょう。ゲームの種類次第で、勝率か少しずつ違い、戦略次第では勝つ確率を高められるものも存在しますが、いずれも胴元が得をする設計になっているのは間違いありません。これらで稼ごうとする人は、胴元がルールを変えるまでの、わずかな間で稼ごうとしていることに他ならず、長い目で資産を増やすことに繋がりません。

=== ===
===更に超えられない深い溝===
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===事業経営===

あらゆる種類の事業経営

*事業経営は投資ではありません。事業経営とは、自らの知識や経験をもって、当該事業運営に携わり、リターンを得ることです。

投資の場合、投資先の人達が働き、その会社から配当などの形で事業経営による利益の一部を収益として得る他、市場での価格増減による収益を得ます。

また、投資は投資した資産の範囲で責任を負います。つまり、100万円投資したら損害の上限は100万円です(レバレッジをかけていない場合のみ)。

ただし、事業経営の場合、経営にかかるリスクをオーナーが個人保証などの形で負うケースが多いです。以下が事業経営と投資の違いをザックリと示したものです。

事業経営={(事業経営による売上 − コスト)+ 株式価額増減損益 + 配当 }− 事業経営にかかるリスク

投資= 株式価額増減損益 + 配当

事業経営は投資と違い、損失の上限が青天井になるケースが多いです。

そんな事業経営に非常に興味があり、進出を考えながら2018年の元旦を迎えている次第ですが、詳しい内容は次回。


この記事を書いた人
りーぶら
りーぶら30代、都内在住、男性。

大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」

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