名湯中の名湯、手白澤温泉~鬼怒川奥地に溢れる源泉~

以前、ソラデーに関する記事と業者をボコボコにした話を書いた事があるが、読者の皆様から絶大なるご支持を頂き、沢山の応援や励ましのメールを頂戴している。

参考リンク:【爽快】奇跡の歯ブラシ ソラデーが知られていない件【つるつる】

参考リンク:奇跡の半導体歯ブラシ、ソラデーをお勧めする理由

参考リンク:【投資詐欺】業者をボコボコにした時のはなし【ヘッジファンド】

現業が多忙を極める中でブログを更新している為、多数のメールに対して1通ずつ返信は出来ておらず誠に恐縮に思いつつも、全てのメールに目を通し、読んでくださったことに感謝し、共感してくださったことに感謝しながら全てに目を通している。

価値ある情報発信は、必ず世の為人の為になる、だからこそ反響がある、との確証を得られつつあるので、引続き自らが持っている情報や経験を文章に落として、共有して参りたいと思う。

今日は温泉旅館の話をしたい。正直、共有したくない、と思ったが、価値ある情報発信、自らの思いや理念を包み隠さずオープンにすべき、との思想の下、情報公開したい。

私は日本全国の温泉旅館200軒以上泊まってきた。
いずれも上質な宿ばかりで、大体1人3-5万円程度で泊まれる宿である。食事代が2万円とすれば、温泉がついて1-3万円なら全然安いという感覚で温泉旅館に泊まっている。

そんな中私の価値観を変える宿に出くわした。

山奥の秘湯、手白沢温泉

私は秘湯なんて物には興味がなかったが、何となく源泉がたっぷり沸いている旅館に泊まってみたいな、という思い付きからネットで色々と探してみた。そして、手白沢温泉という鬼怒川の奥地にある旅館はあり得ない勢いで源泉が出ているとの情報をキャッチした。

そして登った手白沢温泉

とある冬、雪深い鬼怒川の奥地を登っていった。この宿にたどり着くには歩く以外に手段がない。途中までバスが出ているものの、そこからやはり1時間は歩かないとたどりつけない。クマが出るようなので、携帯電話で音を鳴らしながら深々と降る雪を踏みしめて登っていった。アイゼンを足に着けて、登る事2時間、漸く宿にたどり着いた。

そしてチェックイン

宿は山岳ロッジといった雰囲気で、きれいに掃き清められた廊下、丁寧に掃除された室内が好感を持てた。到着すると、飼い犬が飛びつくようにして出迎えてくれた。

チェックインして楽しみにしていた風呂にさっそく入ってみた。

圧巻の源泉シャワー

これまで源泉がたっぷり出る宿に沢山泊まってきた。特に、草津温泉のての字屋は膨大な湯量を有しており、実に気に入った宿の一つだった。浴槽からあふれ出る湯と、湯の花がツルツルと滑って実に気持ちよかった。

しかし、ここのレベルは見たことが無いものだった。風呂場にシャワーブースがあるのだが、そこから源泉がガンガン出ている。シャワーではない、壁に源泉の放出口があり、そこから有り得ない勢いで源泉が噴き出している。

あっけにとられながら、とりあえず源泉のシャワーを浴びた。そして、内湯に入ったが、源泉の量が半端ではなく、風呂からザバザバと湯が溢れていた。そして、シャワーというか壁に空いた穴から、源泉が溢れていて、床は源泉で溢れていた。

外湯の気持ちよさ

内湯で満足していたが、外湯にもつかってみた。雪景色を見ながら溢れる源泉を楽しむぜいたくに浸り、実に幸せな時間だった。戯れに雪だるまを作りつつ、源泉を楽しんだ。

風呂上がりのワインと美味な食事

山岳ロッジの様子なので、食事には期待していなかったが、これがとんでもない間違いだった。最高レベルのワイン、山奥の綺麗な水で育った山菜の数々、そして、川で取れた新鮮な魚。それらを肴にワインを飲む。つまみのうまさに、とめどなくワインを飲み干し、再び食って、そして飲んで。。。。

私の人生の中で、これほど至福な時間を過ごした事は少ないと言っていい。それほどに素晴らしい時間だった。

終わりに

私は宿の回し者ではない。一人の宿泊者に過ぎない。ただ、ここで体験した事はあまりにも素晴らしかった。自然ともてなしが融合した最高級の宿だった。また、宿にたどり着くまでの道のりが苦しかった事も、一層宿での楽しみを増したと言って間違いない。

都内で日々、仕事に明け暮れているサラリーマンは是非ともこの宿に泊まって、リフレッシュする事をお勧めしたい。溢れだす源泉、宿の周辺の雄大な自然を見ると、生きていてよかった、と間違いなく思えると断言する次第である。


この記事を書いた人
りーぶら
りーぶら30代、都内在住、男性。

大企業に勤務するサラリーマンで、M&Aを手がけたり、世界を飛び回ったりしている。ぬるま湯に浸かって、飼い慣らされているサラリーマンが大嫌い。会社と契約関係にあるプロとしての自覚を持ち、日々ハイパフォーマンスの極みを目指している。歴史を学ぶことは未来を知ること、を掲げてしばしば世界を旅している。最近は独立して生きる力を身に付けるべく、資産運用に精を出している。好きな言葉 「人生の本舞台は常に将来に在り」

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